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#ショートショートストーリー

光、再考 2

光、再考 2



かみさまの葬式には行けなかった。大人たちが場所を教えてくれなかった。わたしはひとりで冷たい床に横になり、星を数え、あの星に花は咲くのだろうか、猫はいるのだろうか、どの星と仲が良いのだろう、かみさまはあの星を何日かけて作ったのだろう、と毎晩思いを巡らせた。教えてくれるひとがいないので、自分の好きな答えをつくった。

そうして7日も過ごしているとだんだん現実と区別がつかなくなってきた。一旦脳みそ

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光、再考

光、再考

ふたつだけもらったこの手
ひとつは心臓を握りしめている
もうひとつはお花をそっと持っている

コンクリートの狭い部屋、鉄格子のついた窓からは満天の星空が見えた。触れようと心臓を握る手をはなすと目眩がした。インターホンが鳴った。

この晩の訪問者はかみさまだった。かみさまは手みやげだよと微笑んで、今さっき心臓をはなしたわたしの手のひらに、小さなオルゴールを握らせてくれた。

意地の悪い大人に夕食を盗

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浴槽

浴槽

彼女は細くて死にそうで
目は泣き腫らして赤くなって
疲れた顔は朝よりも痩せていて
分からないことがたくさんあって
歯ブラシについた血も落ちた髪の毛も
吐き気がする

治らない唇の荒れも
ニキビも
鼻水をかみすぎて皮の剥けた赤い鼻も
日が沈むといびつになる心も
気持ちが悪いのだろう
ひとつ分かったの、
誰にも言えない
大きな大きな恥
気づいてしまったの
彼女はそのまま静かに顔を歪ませて
残ったジャス

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