ラテン楽団「墓の魚」の道化師達
こんにちは。
「墓の魚」の作曲家です。
私達、ラテン楽団「墓の魚」では、
歌い手の事を道化師と呼びます。
実際に歌い手達は、道化役を演じ、道化の台詞を言い、
まるでシェイクスピアの墓堀り人の様な
役割をこなすのですが、
今日はその中でもメインで歌っている
歌い手達を一部ご紹介したいと思います♪
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赤足亀のうおい UOI DE JABUTI
「墓の魚」でラテン系の歌を担当する女道化師。
低音ボイスでスパニッシュな抒情を歌う。
曲によって、パワフルでトリッキーな声色も使い分け、
戯けた道化歌も歌う。
JABUTIとは、南米のリクガメの事で、現地では食用にされている。
ラテンの生活感のある民衆的な歌い手という意味がある。
仕立て屋のオチ OCHI DE SASTRA
「墓の魚」で戯けた歌を担当する女道化師。
昔の宮廷道化師らしい力強い濁声で歌う。
歌の他にトランペットも吹き、道化芝居の最中にも吹き鳴らす。
仕立て屋という名前は、
仕立て屋職人が昔のヨーロッパ演劇で、
ずる賢い人物として登場する伝統から。
「赤足亀」よりも、さらに演劇要素の強い曲を歌う。
字余りの乞食 CLOCHARD DE ENJAMBEMENT
作曲家・黒実音子が演じる道化師。
タキシードを着た乞食の姿で、
貴族の様にプライドの高い貧者(若きフランス)を演じる。
しゃがれた早口で捲し立てる為、「字余りの乞食」の名前を持つ。
だが「字余り」=「ENJAMBEMENT」は、
オペラの用語であるアンジャンプマン(節跨ぎ)にかけた
言葉遊び意味も含んでいる。
ペンギン DON PINGUINO
「墓の魚」のテノール・オペラ歌手。
伸びやかなカンツォーネや、戯けたオペラ・ブッファなど、
イタリアをテーマにした作品を歌う事が多い。
ペンギンという名前は、本人がペンギン好きなのと、
黒いタキシード姿をペンギンに見立てたものが由来。
貽貝のわしな子 CARRONA DE MEJILLON
「墓の魚」で重いカンテを歌う女道化師。
生来のハスキーボイスで、ポルトガルや、スペインを舞台にした
音楽を朗々と歌う。
貽貝とはムール貝の事で、ムール貝はラテン文化の象徴であり、
ラテン歌手という意味になる。
会計士 CONTADORA
「墓の魚」のソプラノ・オペラ歌手。
安定した美しい歌声で、厳粛な宗教音楽を歌う。
いつも喪に服す様な黒い衣装で登場する。
名前は、「墓の魚」の詩にある[キリストが払い損なった税金]
を徴収する会計士という意味で名付けられた。
概念の形骸 LA CHARNIER DE NOTION
「墓の魚」のソプラノ・オペラ歌手。
シャルニエとはフランス語で死体の山を指すので、
名前を直訳すると「概念の死体の山」となる。
魔女などの歌を妖しげに歌う。
レギュラーメンバーだが、現在はフランスに渡っている為、
一時休団中。
貧者の魂 L’ÂME DU PAUVRE
「墓の魚」でコーラスや、演劇を担当する女道化師。
フランスの道化師の装いで登場する。
その他、サックスで演奏に参加する時もある。
「墓の魚」のラテン精神のテーマの一つ、[貧民]を演じ、
それが名前の由来でもある。
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いかがですか?
「墓の魚」は、オペラ楽団と言っても、
オペラ歌手だけでなく、
ラテンの歌い手や、役者なども登場する所が
見所の一つだと思います。
そして、今後もまだまだ歌い手達は
増えていく予定です!!
ぜひ一度、
「墓の魚」の音楽を聴きに来て下さいね。
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