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人新世とウイスキーと『化石入門』

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。
Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました!
「人新世とウイスキーと『化石入門』」

子どもの頃に読んだ小学館入門百科シリーズ『化石入門』(浜田隆士著)は、自分の中ではメジャー級の入門書で、少年期の活動的な空想癖を大いに駆り立てた本でした。
そのうちの「地質年代表」は、どれほど古生物学的なロマンを感じたか。

この地質年代に「人新世」を加えようじゃないかという学界のうごめきから生じて、斎藤幸平氏の『人新世の「資本論」』は名著となり、私もそれにあやかって(?)、「人新世のパンツ論」なんていう不貞な不定期連載を更新してきたわけですが、人類が謳歌した時代区分をそれなりに考えるというのは、いろいろな方面で有意義かもしれません。それくらいの大きなスケールで地球の歴史を振り返れば、日本史なんてバカバカしいほどちっぽけなもの。そんなふうにも思います。

ともあれ、教養主義やサブカルチャーへの好奇心は、現代人にとって必須であることを私は信じて已みません。


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