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もっとダニー・ブーンが見たい!!!

こんにちは。あるいはこんばんは。おしゃま図書です。
先日、Amazon Prime Videoで、《Bienvenue chez les Ch'tis 》が観れるじゃん!!!と、思って喜んでいたのですが、よくよく観たら、スターチャンネルに登録しないと観れないやつでした。なんだよーーー。
でも、7日間は無料というので、とりあえず登録して日本語字幕版で観て、即刻解約しました!!!(ケチですみません)
そんなケチな私が言うのもなんですけれど、この映画、みなさんにもぜひ見てほしい。そう思います。なぜなら、私のイメージする「フランス的」な登場人物の宝庫だから!

歳を重ねるにつれて、この話ってしたっけ? と思うことが増えてくるんですけれど。もし以前にも話していたらすみません。もう二十年近く前になりますかね。私、某地域雑誌で日本贔屓のフランス人にインタビューしたことがあるのです(日本語ペラペラな方でしたので、日本語でインタビューしてます😅)。そこで、日本とフランスで似ているところは何かと聞いたら、彼は「義理人情だ」と言ったんですよ。一瞬ね、個人主義のフランス人に義理人情?と思いますけれど。個人主義だからこそ、その人に受けた恩義にこたえるところがあるのかなって解釈したんです。
で、フランスのコメディを観ていると、この義理人情というか。こいつが言うんだからやってやろうじゃないか、みたいなところ、あるんですよね。
で、歴代フランス映画興行収入ランキングをみても、ほぼほぼ、コメディ。これって、すごくないです?

で。ダニー・ブーンですよ。
ほんとに、日本では知名度イマイチでしょうが、フランスですごく人気があるわけです。それはフランスの俳優が実名で登場したNetflixで配信していたドラマシリーズ『エージェント物語(dix pour cent)』の中で、御本人は登場せずとも、「ダニー・ブーンがエージェントから去ったら会社が立ち行かなくなるわ」みたいなセリフがたびたび発せられることからも伺えます。で、ダニーを獲得するために、2つのエージェント会社が、わざわざダニーの故郷に行き、ダニーが信頼する恩師を味方につけて気に入られようと、その恩師の家で手料理を食べるシーンがありました(結局、デザートまで食べたマチアスに軍配が…)。いま、Netflixで見れなくなっているんだけれど、また見れるようになってほしい。

すいません。すぐに脱線するのが私の悪い癖。
とにかく、《Bienvenue chez les Ch'tis 》のことですわ。
笑えて、ちょっとほろっとして…というコメディのパンチラインがきいている作品が好きな人には、絶対はまると思う。何しろフランスでいちばん人気のあるコメディ映画なのだから。あらすじは以下の通り。

地中海のコートダジュールに異動したいために不正をはたらき、それがばれて北部の小さな街ベルグへ単身赴任させられることになる。北部に対して寒く閉鎖的な偏見を持ちながら、嫌々その街で暮らし始めたフィリップ。彼は北部の訛りの強い言葉や個性的な人々との出会いに戸惑いながらも、地元の人々との交流を通して、次第に北部の地の魅力に気付いていく。

Amazon Prime Videoの紹介文より

北に来た人間は、二度泣く。一度目は来たとき。二度目は去るとき。
これが、この映画の肝になっています。

来るまでは、元炭鉱町で暗くてさむーい街をイメージして泣くけれど、来てみると人の暖かさ、情に触れ、帰りたくなくて泣くというわけ。
北と南の対比とかって、もしかするとどこにでもあるかもしれない。


元炭鉱町のさびれた感じを舞台にした映画というと、イギリスの方が多いですよね。『ブラス!』とか『リトル・ダンサー』とか…。ちょうど、いい記事があったので参考までにはっておきます。


フランス語の聞き取りにはちょっと訛がハードルたかいけれど、やっぱり面白い😁 とか思っていたらね。こんなのがあったのよ!!!

rfiのラジオを聞いて問題に答えるというやつ。
この映画について知っていることについては、答えられるけれど、ラジオの聞き取りは早口すぎて難しいなぁ。スクリプトがついてるのが有り難い。
今度、そよそよ先生にこれを教材にして授業やってもらおうかなぁ。(他力本願まるだし)

とにもかくにも。
いつか、ダニー・ブーンやブノワ・プールボールド、アンドレ・デュソリエなど、フランスのコメディアンたちをまとめたZINEをつくりたいのです。なんのために?って言われたら、単に趣味ですとしか言えないんだけれど。あんまり、売れなそうだし。だってね。今後ますます、フランス好きって高齢化が進んでいくと思うのよね。だって、フランスカルチャーが好き!みたいな発信している若い人って、いなくない?(単に私が知らないだけ?)

フランス推しとしては、もっともっと、違う側面のフランスをクローズアップしていきたいのです。
そんなことを考えながら、明日、仏検二次試験の結果発表だなぁ…と思って、いつもよりちょっと夜更かししているのでした。


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