見出し画像

エゴン・シーレ展を満喫した週末

こんにちは。あるいはこんばんは。おしゃま図書です。

仏検もとりあえず終わったし。すごーく久しぶりに、おいしいフレンチ食べて、展覧会みて、お腹も心も満たされた週末でした。

神楽坂のラビチュードおいしかった!
今度は夜に鴨のコンフィ食べたいです。前菜とメインとデザート、コーヒーまたは紅茶で、ランチ1650円てコスパ凄すぎ!!!
私は前菜に鱈のブランダード、メインに鶏のコンフィ、デザートはムース(名前忘れた)。このご時世に、パンのお代わりも出てきて、めちゃ良心的。
それに何より、店内にフランスのラジオを流してるのがよかったです。まるで、フランスのビストロにいるような気分になりますよね。。。また行きたい!

前菜 鱈のブランダード
メイン 鶏のコンフィ
デザートはムース! 
ムースって軽いからゼロキロカロリーですよね?


そして。たらふく食べたら、上野のエゴン・シーレ展へ。

フランスも好きだけど、時代的に19世紀末とかもすき。だからクリムトとかエゴン・シーレも好き。
28で亡くなってるけど、16で芸術アカデミーに入学した天才。普通、いろいろな画風とかを模倣したりしながら自分のスタイルを確立していくのに、もう、10代で既にみつけている。
デッサンも超うまい。そりゃ先生もこの子には才能があるって、鼻息荒くなるよね。

世紀末らしい退廃的なエロっぽいイメージが強かったけど、描かずにはいられない、生き急ぐ感じが、ビシビシ絵から漂ってくるように思うのは、気のせいでしょうか。人物のクロッキーとか見ていると、本当に、形を即興で捉えるのがうまかったんだなぁって思う。足の腱の感じとか、ふくらはぎの筋肉の張った感じとか。。。
クリムトの絵と並んでるのとかみても、なんか、シーレの方がうまいんじゃない? と、思う。
ただ、クリムトはシーレにとって、精神的支柱だったんだろうな。父親的な。
今回は、風景画もいろいろみれて満足。いつか、レオポルド美術館に行ってみたいな。
同時代の作家の作品も、時系列で紹介されていてよかったです。私はココシュカが好きでした。
あと、風景画のところは、写真オーケーだったのですが。母方の田舎だというクルマウの風景とか、色使いが、本当にすてきでした。なんなの、この完成度。この時点で21歳かよ!!! まさに、アンファンテリブルですよね。

会場
クルマウの風景
なんてことないドローイングが凄くよい!


あと、今回の展覧会のメインビジュアルにもなっている、《ほおずきの実のある自画像》が、意外に小ぶりで驚きました。

ところで。シーレといえば、この映画ご存知です?
エゴン・シーレ 死と乙女

家で、シーレの余韻に浸りたく、配信でみれるので、久しぶりに見てみました。
鏡に向かってモデルを立たせてデッサンする姿。
今日みてきた絵が重なります。

お話はね、シーレと彼のミューズ、ワリーとの出会いや、少女誘拐事件、ワリーからブルジョワ娘に乗り替えるところとか(でも、夏には一緒にバカンスに行こうって、どんだけくずだよ!!!)いい展覧会の復習になりましたよ。

人としてはくず!!! 女の敵! 
それでも、まごうことなき天才。そしてこれからもずっと彼の絵は美しいのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?