恋するゆびさき

朝
あなたが一番先に
目にするものが
私のメールであって欲しい
そう思いながら
キーボードに想いをちりばめる

ティータイム
たまにはゆっくり
お茶を飲んで話がしたい
ハーブが匂うカフェテラス
ちょっと想像しながら
マグカップをなでている

夕暮れ
山の稜線が
くれないに染まって
群青色のそらに一番星
あなたにも見せたくて
何度も何度もシャッターを切る

夜
はやる気持ちをおさえながら
あなたの声へと
ボタンを押すのももどかしく
あせって間違い電話

そして今夜も
だいすきな声を
しっかり抱きしめながら
もうひとつのゆびさきたちは
あなたを探して
空をさまよう

伝えきれない
私のこころ
ほんとはもっと
あなたに触れたい
恋するゆびさき
あなたのもとへ

想いがあふれて
困ってる

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すごい昔につくったから
スマホはおろか、携帯もそんなに普及してない頃の話笑笑