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自分本位に生きちゃダメなの?

最近、未婚化と出生率の低下に関するニュースをよく見る。
そこでは結婚や出産を望まない理由と、その理由に対する反論がセットになっていることが多い。

結婚や出産を望まない理由
→ 家庭や子どもを持つと自由に使える時間とお金が減る


上記の理由に対する反論
→ そのような自分本位な生き方はダメ

全部が全部ではないが、このような対立をよく目にする。
私はこの反論が全くわからないのだ。

自分本位に生きてはいけない理由って?

「自分本位な生き方がダメ」という考えは共感どころか理解すらできない。
そのような考えを非難したり排除したいのではない。

なぜ「自分本位に生きてはいけない」と考えるのか、純粋に気になる。
どういう思考回路なのか皆目見当もつかない。

そう言った意味では「自分本位に生きてはいけない派」の人に聞きたいことが山ほどある。

  • 自分本位に生きるのがダメな理由

  • 自分本位に生きるとどういう問題が生ずるのか

  • 自分本位な生き方に代わる理想的な生き方はなにか

  • 自分は「自分本位に生きていない」と言い切れるのか

自分本位じゃない生き方は存在するのか

自分本位な生き方を、自分の欲求を最優先する生き方と仮定してみる。

人間は自分の欲求に基づいて決断&行動する。
一方、社会の中で自分の欲求を100%叶え続けることは不可能だ。
そこで、お互いの欲求をできるだけ満たせるような妥協策を探る。

皆、集団から排除されない(死なない)範囲内で自分の欲求を限りなく100%に近づけようとしている。
他人を優先する人ですら「自分よりも他人を優先したいという欲求」に基づいて決断&行動している。

なんにせよ、行動や態度を決めるのは自分以外の何者でもない。
自由意志が存在しないという脳科学上の仮説は脇に置いておく)

利己的か利他的かというのは表面上の話で、やはり全ての人間は自分の欲求を最優先しているとしか思えない。

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