大学生の恋愛観について思うこと

大学生の恋愛における「ありがちな話」

大学生は「人生で最も恋愛が盛んな時期」かもしれない、とふと思ったことがある。なぜならこれほど時間やお金を持て余している時期はないからだ。
加えて、大学生の恋愛なんて一過性のもので「責任を持つ」必要もないと思われているように思う。
このような雰囲気から、私の周りでは比較的何も考えずに「今を楽しむ人」は意外と多い。

例えば付き合っている人がいるのにサークル内やバイト先で浮気してみたり、
好感を持たれていると気づきながら相手の気持ちを弄んだり。
体だけの関係、いわゆる「セフレ」を続けていたり…。

成人式後の同窓会でカラオケに行き、再会の嬉しさ・懐かしさを感じつつ、慣れないお酒を一気飲みし、盛り上がって「関係」を持ったり。
…たとえ、長く付き合っている彼氏や彼女がいても。

私の聞くところによれば、
これらは大学生にとって「ありがちな話」らしい。

高校生以前では、このようなことがあったとしてもごく少数であると思われるが、大学生になるとその自由度や開放感、お金・時間に余裕が出たり、お酒が飲めるようになったことによって比較的一般的なことになってしまう。

それまで大学生の恋愛について無知かつ、周りと比べて重めな恋愛観を持っていた私にとって、このことは実に衝撃的であった。

（もちろん、そうでない人も多くいる。「ありがちな話」の衝撃が強すぎて、そうでない人が多くいることの印象が薄まっている可能性が高い。）

私は上に挙げたような経験はない。
その理由は、高校からずっとお付き合いしている人がいて、
その人のことを裏切りたくないからである。

もしその人と付き合わず、大学生になっていたらどんな生活を送っていたのだろうか。「ありがちな話」の当事者になっていたのだろうか…。

「大学生の恋愛」について思うこと

私が大学生の今を楽しむ人たちに思うことは、ただ一つ。
恋愛をどう楽しむかは言わずもがな自由だが、
「相手にされて嫌なことはしない」ことが大事であると思う。

正直、世界にはいろんな人がいる。
それぞれの異なる人生経験から生まれた、多様な価値観を持ちながら生きている。

不特定多数の人とセフレになり、楽しむのもいい。
ひとりの人と付き合って、一途でいることもいい。
（恋愛自体に興味がなければ、しないこともいい。）

ただ、一人の人と付き合うとするならば
価値観をすり合わせる努力をし、されて嫌なことはしないべきである。

これがシンプルで、一番大事なことだと私は思う。