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心の中で囁く『もう1人の自分』

心の中で囁く『もう1人の自分』と仲良くなったことで、私はあらゆる面で自分を卑下しなくなったし、自分のせいだと思うことがなくなりました。

例えば、時々、寝坊してしまうことがあったとしても、もう1人の自分が『大丈夫』と声をかけ、寝坊は大したことじゃないと励ましてくれます。

自分の人生で試練だと思っていることは、実は他人から見ると、大した試練じゃないことの方が多いのです。

でも、この試練の時の『もう1人の自分』との関係が、常に悪いならそれは要注意。

この『もう1人の自分』と仲良くすることこそ、心の平穏を作り出すキーになるのです。

自分を責める『心の声』

私が初めて、心の声と対談したのは、離婚する半年くらい前だったかと思います。

友人と楽しくご飯を食べて帰ってきたら、主人が夕飯を作っていて、私が楽しかったことをペラペラ話したら、イライラされて言われた一言が

「今、ご飯作ってるよね!」と拒絶され、そのことがあまりにも辛くて、夜眠れなくなってしまったのです。

結婚して14年間で、こんなことは日常茶飯事だったのに、なぜか、半年に一回くらい、どうしても彼の私を突き放す言葉に、苦しくなる時があるのです。

毎日の小言が、まるで小姑のように思えた結婚初期から、私の脳は、それをみないようにして、なんとか生活するように、自分の気持ちに蓋をして鈍感にすることで、生き抜いていきました。

でも、その思考パターンを繰り返していると、私の中の『もう1人の自分』がが怒っているのです。

「なんであんな風に、私に強く当たるの?」
「楽しい気分が台無し」
『よくあんな人と一緒にいられるね」
「もう、無理なんじゃない?」

私は、あの時、無意識に悲しそうな顔をして、彼に罪悪感を抱かせることでエネルギーを奪うコントロールドラマを演じていたのです。

でも、その悲しそうな顔が、相手には全く効かない。

つまり罪悪感を抱いてくれないため、私はエネルギーを奪うことができないでいたのです。

もう1人の自分はこう言いました。

「彼はあなたのことを好きでもなんでもない。あんな男とは別れた方がいい」

心の声と対話する

『もう1人の自分』は、怒っていました。

彼は、全くわかっていない。

私は、優しい言葉を求めている。

それなのに、彼は、夕飯を作ることで自分は私をサポートしているつもりになっていて、行動で『愛』を示しているつもりなのだ。

そんな手の込んだ夕飯なんて求めていない。

私が求めているのは、『私を思いやる言葉』だ!

私は、この時、裏切りの傷『操作する人の仮面』によって、相手を論破し、屈服させる言葉を吐き出すコントロールドラマを演じようとします。

彼が奪った私の幸福のエネルギーを取り返そうとするのです。

彼は、不正の傷『頑固な人の仮面』が強いため、いつも言葉ではなく行動さえ正しければ、それでいいという人でした。

彼は、隙のない完璧な行動によって、私に愛情のある言葉を投げかけないことを正当化し、泣き喚く私にいつもこういうのです。

「君が無理なら、別れた方がいいんじゃない?」

私は、いつも、彼が私のために優しい言葉を投げかけることはないのだと現実を突きつけられます。

そして、また、同じ日常へと帰っていくのです。

でも、この時の私は、彼に自分の気持ちを投げかけても、また傷つけられることを知っていたため、

夜中、1人で車に乗って、ドライブしたのです。

夜中の2時の道路は、車も通っていなくて、静まりかえっていました。

私は、こう呟きます。

「ねえ、いつも彼に突き放されて、傷つく。どうして、私の幸せな気持ちをぶち壊すようなことを言うの?」

心の声はいいます。

「彼は、きっと、あなたが違う場所で楽しく過ごしたことに嫉妬したんだよ」

今ならわかります。楽しい気分で帰ってきた私から、主人はエネルギーを奪ったのです。

私は、心にいいます

「人が幸せそうな時、私なら笑顔で『よかったね』って言うよ」

心の声がいいます。

「あなたはいつも、人を褒めて励まして、夫を尊敬していてすごいよ。」

心の声が、私を褒めてくれたのです。

私は、それが嬉しくて、そこからこんな会話を30分くらいして、気持ちを落ち着かせ、眠ることができたのです。

いつも自分の味方をしてくれる心の声

私は、外で楽しく遊んで、発生させた『幸せなエネルギー』を奪われ、

それを取り返そうと、無意識に、彼の前で侮辱の傷『マゾヒストの仮面』を活性化させ、

彼に侮辱されることを誘惑し、その上で、被害者となってエネルギーを奪うコントロールドラマを演じていました。

結婚した時、まだ父が生きていた頃は、裏切りの傷が強かったので、生理前のイライラを彼に押し付け、彼を屈服させ、彼からエネルギーを奪おうとコントロールドラマを演じていましたが、

彼の心の傷は、私よりも強烈で、私が無意識で行うコントロールドラマで、彼からエネルギーを奪うことは、できなかったのです。

父がなくなり、私が起業家となって、さまざまな経験をしていく中で、裏切りの傷が癒え、侮辱の傷が出てきたことによって、

離婚する前の数年は、こんなやりとりが多かったと感じています。

でも、相手は強力な不正の傷『頑固な人の仮面』の人。

侮辱の傷は、不正の傷の人からエネルギーを奪うことが難しく、彼は私の被害者ヅラを、鼻で笑い、決して『かわいそう』と思ってくれることはありませんでした。

そして、会社で嫌なことがあるたびに、私が作り出した幸せのエネルギーを奪っていくのです。

この心の声との対話によって、自分で自分の機嫌を取ることが初めてできたことで、私は、昨年2020年の12月にスピリチュアルな体験をして、自然と彼と別れることになったのです。

私は、この出来事で、わかったことがあります。

心の声である『もう1人の自分』が、私たちを責める時、私たち健在意識である『大島鶴枝』が、現実世界で、あらゆる我慢をして、無理をして、生きている時に、怒りや悲しみを呟くのです。

本当は、夫に突き放されたのに、それに怒らない『大島鶴枝』に怒っている。

無理をして、やりたくもない仕事をやっている『大島鶴枝』に愚痴っているのです。

でも、1人になって、心の声である『もう1人の自分』に話しかけると、その声は、咽び泣く私にとっても優しい。

銀座マルカン創設者、斎藤一人さんは、こういいます。

「自分との人間関係だって、よくないといけないんだよ」

私を責めたり、怒ったり、泣いたりする『もう1人の自分』は、私の本当の気持ちに気づかせてくれる最高の心の友。

時間と気持ちに余裕を持ち、いつも『心の声』と対話して、人生を歩んでいこうと思っています。

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