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短歌とか短歌とか²¹

液体のインクが私の字になってふよふよ白紙の上で踊った

白い紙とペンしかなくて、それで何かをするしかないという時間が、私の生活の中にはある。
スマホもパソコンも本もない時間。
そんなときに、つれづれとペンを走らせると、パソコンやスマホに何時間向き合っても浮かばないような短歌や、エッセイの内容が浮かんできたりする。

この時間が気に入っている。

ところで私の字は、へにょへにょとしていて、左右対称になっていない。
芯があって美しい字を書く人をみると、少し恥ずかしくなるくらいだ。

けれど、まっさらな白紙の上に、なんの制約もなく文字を走らせていいときには、いつもより少し生き生きしていて奇麗な文字のように見えるのだ。


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