短歌とか短歌とか¹⁰
この道もこの空気感も色彩もいつか思い出す気がした、昨日
昨日のことをもう懐かしく思い出す。
昨日思った、「もうこの感じを体験することはできないかも」というような思いも思い出せる。
けれど、今日以降に思い出すことはできるのだろうか。一抹の不安がある。
忘れてしまうことは、存在がなくなることだから。自分の感情なんて、忘れてしまったらなかったも同じなのだ。
けれど、たまに、「この気持ちは絶対にいつか思い出す」と思うようなときもある。感情があまりにも確かで、その不安定性を忘れてしまうようなときがある。
そう思えたときは幸せだ。その感情が、明るいものであれ暗いものであれ。いるかいないかもよくわからないような自分という人間が、存在していることをぎゅいんと感じることができるから。
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