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ベネターの反生殖主義はフェミニズムの批判を受け入れるべきである
※本記事で展開する議論はショッキングな内容を含みます。この記事を読むことによって精神的負担が生じてしまう恐れがありますので、あらかじめご了承ください。
本記事の目的は、ベネターに代表される反生殖主義(anti-procreationism)はフェミニズムによる批判が正しいことを受け入れ、その批判に応じて自身の主張を修正する必要があることを明らかにすることです。そのために、➀まずベネターの反生殖
『反出生主義者のハンドブック』の翻訳に協力しました
ローレンス・アントン氏によるAn Antinatalist Handbookの翻訳記事が投稿されました。その文章の一部の翻訳を私が行っています。
この記事の目的は、反出生主義の考えに対する反論を逐一再反論したものであり、素朴な反論から哲学的な反論まで幅広く扱っています。
書評: 品田遊『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』
0. なぜいきなり書評をしだしたのか この記事の目的は品田遊『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』という対話形式小説を評することである。私がこの本を評することに決めたきっかけは、この本の参考資料に私が書いた以下の記事が載っていたからである。
以上の記事を書いた時点から私の考えは変わってはいるが、ともあれ参考資料として使用されたことは嬉しく思うので試しに(?)書評をしてみようと思った次
同意不在型反出生主義の検討
反出生主義と言えばベネターによる基本的非対称性の議論がまず挙げられますが、この記事では同意不在型反出生主義(consent-based anti-natalism)を検討します。結論から述べると、ベネター型反出生主義がいうように出生が常に間違いであるとは言えませんが、それでもこのタイプの反出生主義は有力な立場です。この記事では、Seana Shiffrinの議論をさらに発展させたAsheel S
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