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新型コロナウィルス戦記4

このnoteは新型コロナウィルスにまだなってない方や、なったばかりの方など少しでも参考になればと思い自分なりのコロナとの戦記を記します

前回→新型コロナウィルス戦記3

ホテル隔離施設の準備

妻も陰性ではあったが、健康観察期間となるため、外出はもちろん出来ませんでした。
そのため、前日から妻の姉妹や友人が、私のために、妻の依頼の元、準備に協力してもらいました。また、私の姉も心配し、パルスオキシメーターや、OS1なども送ってきてくれました。
感謝で胸一杯となりました。

ホテル送迎車運転手の連絡

午前中にスマホが鳴り、東京都福祉課の送迎車担当の方から、迎えにいく住所確認の連絡がきました。
13時10分に家につくので、自分で荷物をトランクな乗せて欲しいとのこと。
接触を一切避けるためのようだ。
また、相乗りする人がいるので、マスクを着用徹底してほしいとの事でした。
自分も感染者ですが、違う感染者も狭い空間に乗るのかと、少し不安になりました。

ホテル送迎車迎えの30分前のサプライズ

妻から隣の部屋からLINEがきて、
「これから救急車がくるから、健子診断チェックだけ受けてほしい。それで問題無ければ、ホテル施設に行ってほしいと」
僕は、状況が理解できなかった。

私「え、なんで、もうすぐ迎えにくるよ、ホテルから。」

妻「保健所の人と話して、そうなったの、一回救急車きたら、応対して!頼むから」

私「わかった!」

救急隊員の緊急自宅訪問

まもなく、救急車が家に近づいてきた。程なくして、完全防護した救急隊員が家に、2名入ってきた。
名前と住所をきかれ、緊縛したものものしい感じで、健康チェックが開始された。
体温は、カロナールがまだ、きいていたせいか、37度後半。酸素量も異常値ではない。
そして、心電図なども測定した。
救急隊員のほうで、入院かどうかは決められないため、保健所職員の連絡を待った。
まもなくホテル送迎が来る旨を伝えると、運転手に、事情を説明しに、救急隊員の一名の方と妻が向かった。
ちょうど、送迎車が到着したと同時に、私と一緒にいた、救急隊員の電話に、保健所職員から連絡がきた。
結論は、入院ではなく、ホテル療養で問題ないとの判断だった。
救急隊員の方の意見を聞いたところ、判断は全て、保健所しか決めれないので、なんとも言えないが、本来なら入院したほうが良いかもといわれた。

ホテル送迎車乗り込み

救急隊員にお礼をお伝えし、妻や皆さんで準備してもらったありがたい荷物を、自分で送迎車詰め込み、ソーシャルディスタンスを保たながら、妻や娘や家族に見送り送り出されながら、家を後にした。少し眼頭が熱くなった。

ホテルまでの所要時間は、もう1人迎えにいくため、1時間程度かかると伝えられた。
もちろん途中下車もできなく、片道切符の旅。
少し不安になりながら、車は進んでいった。1人迎え終わると、出発した。そして、20分ほど経過し、ホテルの近くに差し掛かった。

ホテル到着

ホテルに到着し、車の中で待機してくれという事となった。後方から三台押し寄せて、ホテルに入るのを待った。
30分ほどしたら、許可がおり、入り口にある、自分の名前の書いてある書類袋をとった。
玄関には、ロボットのペッパーくんお出迎えして、何かをしゃべっていたが、余裕がなかった。
そのまま、沢山の荷物を抱えてすぐエレベーターに乗って自分の部屋に向かう。

部屋に到着


部屋に3時ごろ到着すると窓がある事を確認して、東京タワーなども見えて、安心した。
保健所職員からの説明は、窓なし、かなり狭い場合があり、心身に影響する場合が、あるのでと、事前に説明があったが、ホテルは凄く綺麗で、ベッドもふわふわ、テレビも大型液晶、快適な空間であった。
すぐに、スタッフの方から内線電話がかかってきた。
車の移動と連日の高熱で、体調もかなり弱って来てるので、後にしてほしいと、内心思いつつ、説明を聞いた。
食欲は、ほぼなく晩ご飯はゼリー飲料を頼んだ。

自分て行う定期検温、酸素量入力

早速検温タイムがきた。自分のスマホかパソコンにて、東京都が管理しているシステムに入力していくというもの。
酸素量、体温、脈拍、血圧などである。
あと、問診も必要に応じて、チェックしていくというもの。
入力したら、15分後ぐらいから、内線電話から、看護師の方からさらに、結果を見ながら問診という流れである。熱がこの時。39度を超え始めていたので、その旨を伝えたところ、自分で持参した熱冷ましのカロナールを飲んでくれという指示。
処方は基本行わなく、対面の健康チェックも行わないというもの。

ホテル初日の恐ろしい夜


6時ごろにアナウンスがかかり、
「晩ご飯を一階にとりに来てください。時間を過ぎた場合は、部屋から外には出ないでください。必要なアメニティはその時にお取りください」
という内容。
とりあえず、マスク着用して、晩ご飯は依頼したゼリー飲料をとりに行った。
結構混み合っていて、弁当を温める列が並んでいた。
少し気持ち悪くなり、物だけ取って素早く、エレベーターにのり、部屋に急ぐ。
自分のフロアーに着いた途端に、咳込みが大変なことになり、何とか玄関にたどり着き、すぐに横たわる。
処方された、咳止めをのみ横になる。
熱はどんどん上がり、燃老としてきて妻にLINEをする。
最悪、救急車も呼ぶという話もあったが、薬で凌いで1夜過ごしてみると伝えた。
その夜は、悪夢をたくさんみる最悪な幕開けとなってしまった。

午前2時頃、体温計測ってみると、40度越え。カロナールを、内線でのむと看護師に伝え、システム入力をしてからというのも、かなり面倒だなと思い、ふらふらになりながら、倒れるように意識が遠のいていった。

つづく→新型コロナウィルス戦記5

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