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詩集 陽光のかほり・・・ 第 132 篇「木立の上から」


何時もの目線が変わる事を
全く身構えず
登った木立

足元に広がる 景色は
目線の変化以上に広く 遠く
足元を 流れる 空気も
目線の変化以上に 清らかに 朗らかに

何時もと同じ
何時もを 繰り返す 
こんな 形が 安心と安全・・と 社会がロボット化し終えた中
不可測な流れにて 
木立に 招かれ 見下ろした世界に

深いため息と
もっと深い感謝の深呼吸
目線を変えるだけで
意識を変えるだけで
思い込みから 決め付けから 開放されるだけで
得られる 清涼感
ふとした 木登りにて気づかせて貰えた 天恵

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