永遠の愛なんて誓えるのだろうか

唐突ですが、先日プロポーズされました。衝撃です。
わたしの人生に本当にこんなことが起きるんだ！？というのが正直な感想でした。

記事を遡って頂ければなんとなく察していただけそうですが、
わたしは非常に頭でっかちというか、物事を考えすぎるきらいがあります。
自分でもめんどくさいなとちょっと思っています。

これ以上無理ってところまでうじうじ考え続け、
いざ結論を出すと思い切りよく進んでいき、
そこでまた新しい悩みにぶち当たる・・・（以下ループ)　という極端な性格。

そんなわたしがずっと前から抱いていた疑問の一つは、
結婚ってどうやって決めるの？？ということ。
誰かと人生ずっと一緒に過ごすなんて、一体どんな覚悟があればできるの？

世の中のご結婚されている方はそんなすっごい覚悟を決められているわけですよね。
純粋に尊敬の念を抱きつつ、自分に置き換えて考えるとそんなことできるかもわからず不思議でした。

もちろん多くの場合は単純に愛しているから結婚するのだと思いますが、
今愛していたとしても、人生数十年先のことなんて予測できるはずないし、色んなことが起こるわけですから、失敗したらと思うと怖くないのかな...と。
結婚したら自分の人生を制限されるし、相手の人生も背負わなければいけなくなります。
いくら好きでも絶対に不安だし、自分の人生で精一杯なのに、他人の人生を背負うなんて凄まじい責任をどのように決断するのだろう？

でも自分がいざ決断を迫られると、気付きました。
長年の疑問は、このまま考え続けていても一生答えが出ないはずのものでした。

理屈なんて放り投げて直感に従ったら、
noと言う選択肢はどこにもありませんでした。

プロポーズして頂いた直後の1秒間に心を決めて、
すぐに返事をすることができました。

そもそも今まで頭で考えていたこと自体がナンセンスだったような気もします。
ただ、今まで色々考えていたからこそ、
いざというときにスパッと心が決まったかもしれません。

今迷いは全然ありませんが、
この先入籍に向けていろんな話が進むにつれ、
二人だけではどうしようもないことが起きて
うまくいかなくなることだってあり得ます。

入籍することはゴールではないので、
その先の長い人生でうまくいかないこともきっといっぱいあります。

もうそれでもいいんです。

自分に対して同じように感じてくれている相手の気持ちに応えたいし、信じたい。

もちろんずっとうまく続けたいし努力し続けていくけど、
失敗するリスクを取ってもいいから少しでも長く一緒にいたい、
本当にうまくいくかなんて誰にもわからなくても
この人に全部賭けてチャレンジしてみたいと思えることが決め手なのかなと感じます。

永遠の愛なんて誓えるのだろうか？という長年の問いは、
結局結果論で、実際やってみておばあちゃんにならなきゃわかりません。
だけど、万一失敗してもその責任を背負ってもいいと思えるくらい、その可能性に賭けられるということだと思いました。
たぶん、永遠の愛なんて本当には誰も誓えないけど、一瞬の愛の力を信じられればそれでいいのだと思います。
そしてたぶんそれは理屈じゃなくて直感だということ。

それから、一旦決めたら、続ける努力をずっとし続けるということ。

結婚だけでなく仕事も何事もそうかもしれないなあ、と思いながら、
この先の人生のことをぼんやりと思う今日でした。

(写真: 2020年7月　都内某所)