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罪悪と正義と罰


過去の詩の振り返りです。

罪と罰

この世は優しくない

不条理

不平等

罪の連鎖

無くならない悲劇

人は意識せず誰かを追い詰める

正義と愛はあるか

情緒や優しさは忘れたか

一方的な想いは伝わらない

悲しみを癒すのは誰か

悲劇を止められるのは誰か

優しさを持っていた少年も

罪人に変わった

優しい笑顔の少女も

苦笑いを浮かべた

悪魔の囁き

終わらない負の連鎖

過去から未来へ引き継がれる大きな罪

罪人を創り出して排出した社会に制裁を加えたが

結局は負の連鎖を食い止めることは出来なかった

元々持っている罪と罰を一生背負い生きるのだ

それが人生

それが人の生きる道
2018.9.24


罪とは何か、悪とは何か、それに対する罰とは。映画や小説でもよく取り上げられる題材。

罪悪。罪悪感を抱く事はたまにあります。それは自身の正義に反した行いをした時。自身の正義というのがポイントで、これは人によって感覚が違うし、まったく意味を成さない時もあります。先の「お節介」に似たものかもしれません。

生まれた時から罪人になる人はいない。この人間の社会や環境が罪を生み出す。罪を犯さなければ生き抜けない人生もあるかもしれない。肯定はできないが悲しい事実もある。

少し毛質が違う話になるが「ダークトライアド」という言葉をご存知だろうか。ナルシシズム、マキャベリ主義、サイコパスの3つの特性が高い人の事を言うそうで、

ナルシシズムは、誇大性、自尊心、エゴージズム、共感の欠如が特徴とされる。
マキャベリ主義は、対人操作、搾取、道徳観に対する冷笑的無視、自己中心や欺瞞を特徴とする。
サイコパスは、継続的な反社会的行動、衝動性、利己主義、無反省を特徴とする。

応用心理学においてダークトライアドの研究は、特に法執行、臨床心理学、経営管理などの分野でなされている。この3つの特性が高い人々は、犯罪を起こし、社会的苦痛を引き起こし、組織にとって重大な問題を引き起こす恐れがあり、それは特にリーダーシップポジションに置かれたときは顕著となる。
引用文


人間は皆このような特性を少なからず持っており、行き過ぎると犯罪のような罪を犯す。それは環境によって獲得していったものかもしれないし、元々備わっているものかもしれない。

子供は残酷だと自身の回想も含めて思うところがある。残酷というか純粋なんだろうな。


しかしながら、世に言う成功者は上記のような特性が強い人に多いと聞く。確かに積極的な人は相手の言い分をあまり聞かない気がする。我儘、自己中、自身の目的達成のために一心不乱だ。研究者、学者、医師、経営者などには必要な要素だろう。また作家や芸術家、技術者にも必要な要素だ。

悪いことばかりではなく、そこそこ備えていた方が良い、面白い特性でもある。

文章を書く時、絵を描く時、お笑いもそうかもしれないが、まず自分が楽しむためであり、相手のことばかり意識していたら面白くなくなるだろう。最低限のマナーは必要かもしれませんが。

結局私の中で「なぜ人は罪を犯すのか」「なぜ戦争はなくならないのか」という疑問は持ち続けていくのだろうと思います。それに反する形で創作や社会等の問題も考えて詩を書いていくだろうと考えております。


長々読んで頂きありがとうございました。


Thank you for reading.

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