うつ病がよくなった話(※私の場合)


はじめに

24歳の頃に「うつ病」と診断されてから27歳となった現在、回復期にはいって日々を平和に過ごしている私から

今、うつ病で苦しんでいる人たちに向けて

よくなったり悪化したりを繰り返しながら、回復のためにやったことをあげていく

うつ病の人は調子が悪いと文字も読めない(読めるけど目がすべって内容が頭にはいってこない)

だからなるべく短く3つだけ書いていく

ここで他のサイトでも当たり前のように書かれている「規則正しい生活を〜」「朝散歩を〜」はあまりに当たり前のことなので、それができている前提で書く

特に最後は一番効果があったものなので目次から飛ばして読んでもOK

1. 自分に合う病院を探す

これははじめの一歩となる大切なこと

自分の話をちゃんと聞いてくれる先生を探すこと

話すのが苦手な人はメモを持っていってそのまま先生に渡してもいい

診察室はカウンセリングではなく、薬を処方してもらう場所だから

自分の体調がどのように悪いかだけを書いていくこと

夜眠れない、悪夢を見る、文章が読めない、嫌な記憶がぐるぐる頭の中をめぐる、なにもやる気がおきずにやらなければいけないこともできない・・・

ここでは決して、自分の生い立ちや、過去のトラウマを事細かに話さないこと

それはカウンセラーに話すこと

もしカウンセリングをしていない病院であれば、オンラインカウンセリングなるものがあるのでそれを併用してもいい

病院の口コミは半信半疑で考えること
患者さんのほとんどが心が健康でない人たちなので、自分の思った対応ではなければ悪い口コミを書いてしまう人もいる

だから、上に書いたことを念頭に合う病院を探してほしい

2.オンラインカウンセリングを活用する

これを読んでいる人はほとんどネット環境ないしスマホを持っていることだろう

誰かに話を聞いてほしい、気持ちだけをSNSに呪詛のように投稿してしまう、身近な人に重たい話をしてしまう・・・

そんな人はぜひともオンラインカウンセリングを活用してほしい

オンラインカウンセリングとググればいろんなサイトが出てくるので、
費用負担が少ないものを選んでも質はそんなに変わらない

私はここで自分に合うカウンセラーを見つけてかれこれ1年くらい時々話を聞いてもらっている

ここで気をつけてほしいのが、このオンラインカウンセリングという手段は
あなたにとって必要な手段であること

中には「お金を払わなければ自分の話を聞いてもらえない・・・」と落ち込む人もいる

私もときどきそれで落ち込んだが、考えてみてほしい

しんどい親の話や、過去に受けたいじめや裏切り、パワハラ、モラハラ、あるいはDVの話を身近な人に話して、相手はどう思うだろう?

はっきり言って、プロではない人がそんな話を聞いたら本音の部分では
「なにこの人、しんど」「重いなぁ」と思っている

心を砕いて話を聞いてくれる優しい人も、あなたの話を聞き終わったら、疲れたとため息をつく

あなたの心に少しでも相手を思いやる気持ちが残っているなら、重たい話はプロに聞いてもらおう

3. SNSアカウントを3ヶ月だけ消してみる

これを知ってほしくてこの投稿を書いているといっても過言ではない

私のうつ病がようやく回復期に入ったのも、これのおかげである

私はいろいろあって昨今荒れやすいSNSを見るのが嫌で、

勢いでSNSアカウントをすべて消した

もちろんX(旧Twitter)もだ

私はオタク趣味用のアカウントや、呪詛を吐く壁打ち用のアカウントなどもあったが、そのどれもに他人の生活が見えて

見えるたびに自分の荒んだ現状と比べて落ち込んでいた

恋人や友達と旅行へいく友達、結婚報告、出産報告、行きたいところへ行ける人
オタクイベントを楽しむ人、グッズを買いまくる人

私はうつがひどいと出かけることもできず、人と会うこともできなかった

だから画面の向こう側で自分以外の人が自分の思うように生活をしているのがうらやましくて仕方なかった

しかしSNSを見ることをやめられなかった

体が動かない日でも、嫌な記憶が頭を巡るのをまぎらわせるためにSNSを見ていた

そんなある日、ひとつのことがきっかけで私はSNSのアカウントをすべて消した
きっかけについては気力があれば後日投稿する
書くと長いのでここでは割愛する

SNSアカウントをすべて消した私の身に起こった出来事を順番に並べていくと

①孤独を受け入れることができた
②孤独なことで外に行こうと気力がわき、以前より少し行動的になった
③朝散歩やストレッチ、サプリなどでうつ病を治そうと行動するようになった
④少しずつ調子がよくなっていき、なんと仕事が見つかり収入がアップした
(冗談抜きで今は月収30~50万稼げる仕事をしている)
⑤犬を飼って嫌な記憶が頭に浮かんでも犬のことで気がそれて気持ちが軽くなった
(※これは私の場合なので、うつがひどくて収入が少ない人は決して安易にペットをお迎えしないこと)
⑥いろいろあっても日々を平和に送れていることに感謝するようになった

こんな感じである。

今は仕事で情報収集用にSNSのアカウントを持っているが、
以前ほどどっぷりつかってはいない。

荒れやすいSNSの荒波にもまれていた頃に比べるとずっと楽になった。

これを読んでくれた人、どっぷり浸かっている人はどうかSNSから遠ざかったほしい。

SNSをやめることができない人は、うつ病を治す覚悟がないと同義である

うつ病をなめてはいけないと身をもって知っているならばどうかSNSをやめる準備をしてほしい。

この世から消える以外で、苦しみから解放される方法の一つとして考えてください。



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