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アメリカ英語と社会を覗き見るNETFLIX4選

英語の勉強がてら、趣味がてらよく見るNETFLIX。今日は、最近見た中で面白かったと思ったオススメ作品を、明るいものからシリアスなドキュメンタリーへと順番に紹介して行きます。作品を見るときは出来るだけ、英語音声で英語字幕にして見ています。あるシーンの一人の発言内容が難しければ、そこだけ数十秒戻して、日本語訳に変えて理解して、また数十秒戻して英語に変えて勉強します。作品自体が難しい内容を扱っているときは、気にせず日本語訳を入れてストレスにならないように工夫しています。

The Baby Sitters Club

ベビー・シッターズ・クラブ

 中学一年生の女の子たちが、自分たちのベビーシッターのクラブを作り、子供の面倒を見てもらいたいと思っている忙しい親たちの手助けをしていく物語。中学生という思春期の彼女たちには、ベビーシッタークラブを運営しながらも、友情、恋愛そして家族の問題が毎日のようにふりかかる。それでも、何が正解かもわからないながら、もがきながら前に進んでいく女の子たちの素敵な物語です。

 キュンキュンする場面や、そうだよね…わかる(涙)ということまで、彼女たちの感情と出来事がジェットコースターのようにアップダウンしながら描かれていて、中学生の初々しさが全面に出ていてとても面白く、何しろ可愛いです。彼女たちの英語が聞き取りやすい、会話内容もわかりやすいという所もおすすめポイントです。
 個人的には、人種の多様性を描いているところも好きでした。加えて、第二次世界大戦の頃にアメリカに住む日本人・日系人が強制的に収容された「マンズナー強制収容所」のことも取り上げられていたところも。あまり日本でさえ話されない、アメリカに住む日本人・日系人の方々の苦悩があった事実を描いてくれているのは、ありがたいなと思いました。

The Home Edit

The Home Edit〜暮らしを変える整理術〜

 家の見栄えが視覚的にとても綺麗になる整頓術を惜しみなく出している作品です。このシリーズでは、現状の整頓方法をより良い収納システムに変える事に重きが置かれています。普段使うもの、誰が使うか、そこにあるのは適しているか、総合的に判断して収納して行きます。見ていて、確かに...そういえば私の家タオルがあの棚とこっちの棚にも収納されてるなぁ。と気づくことがたくさんあります。「その物自体が見えないと人は、忘れてしまう・使わない」というもっともな理論のもと片付けが進んでいく様子からは、目が離せません。

 整頓の仕方は自分の育った家のシステムを引き継いだり、なんとなくだったり、案外誰も教えてくれないですが、実現できるかは別として整頓方だけでも知っていれば、少しずつ機能的な整頓方法に近づけると思います。
 アメリカの一般的な家からセレブの家まで、様々なタイプの家が見られるのも見所の一つです。そして、彼女たちの超スピードの会話も英語のリスニングの練習に役立ちます。家を片付けるという状況下なので、彼女たちの話している内容も分かりやすいですし、リアルなアメリカ英語が聞けるのもおすすめポイントです。

The Social Dilemma

監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影 

 ソーシャル・メディアが私たちの生活にどのように影響しているか、データがどのように使われているかをドキュメンタリーで描いている作品です。法律の整備がまだ整っていない状況下で、急速に進むIT(Information Technology)の中で何が起こっているかがよく分かります。
 確かに、アプリダウンロード後の長い「利用規約」は読む気にもならず、そのアプリを使うためには仕方がない事ですよね。今日街を歩いていて目にしたあの広告と同じ広告がWeb広告にも。それは偶然ではなく、計算されてデザインされているシステムによるものです。「あなたへのオススメ」ばかり読んだり見たりしていませんか?AI(Artificial Intelligence)の分析結果が私の好きそうな物を予想してくれます。でもそればかり見ていたら、そのオススメ項目とは真逆の意見の記事や動画には一生たどり着けない、ということを分かりやすく訴えています。

Broken

ブロークンー危険な商品ー

 上で紹介したSocial Dilemmaを見て、Netflix上で資本主義についてのドキュメンタリーはないかなと思い、検索していました。Saving Capitalism を見終わり、Dirty Money は今見ている最中です。そしてその中で見つけた、一番私たちの生活に直結して分かりやすいものがこの作品『Broken』です。利益を得る為に、不法で荒手な手法で私たちの手に渡る商品が作られている現状に警鐘を鳴らしています。
 多くの場合、消費者である私たちが被害を被り、それでも法整備や社会の体制が変わらない、変わっても少しずつしか変わらない現状が見てとれます。ソーシャルメディアの影響も大きく私たちの消費社会に大きな変化をもたらしています。消費者がいなければ、経済は回らないこの世界で、消費者が守られる社会になるにはどのようなシステムや法律が必要なのでしょうか。それが実現できる日は、果たしてくるのでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。ちょっと重たい内容の2作品を後半入れてしまいましたが、ドキュメンタリーやリアリティーショーは本場のアメリカの方々が使う英語がふんだんに出てくるので好んで見ています。これからも、面白い!良いな!と思ったのがあればまたここに記録がてら書いていきたいと思います。