見出し画像

【プロダクトオーナー】グループデジタル変革推進本部 ビジネスITアーキテクト部 セールス&マーケティング室 K.Sakamoto

Q1:どんなプロジェクト/プロダクトのスクラムチームを運営していますか?ご自身の役割と所属しているチームについて教えてください。
現在、私は「Genie」という、弊社グループ全体の営業員に向けて作られたWEBアプリケーションのプロダクトオーナーを担当しています。このアプリを通して、営業員の業務生産性向上や、グループ全体の売上増加につながるような機能を提供しています。
IT側のチームには私を含めて11名のメンバーがいます(プロダクトオーナー2名、スクラムマスター1名、要件定義メンバー2名、開発メンバー5名、デザイナー1名)が、営業施策の一環で作っているプロダクトということもあって、営業本部の施策担当者と一丸となって進めています。
具体的には、ユーザーの声を集め、ニーズを発見し、機能を作ったり改善したりすることから、プロダクトの利用促進をグループ全体に行うことまで担っています。

旅行で息抜きを

Q2:ご自身のこれまでのご経歴と合わせて、プロダクトオーナーになった背景を教えてください。
2019年4月に新卒で入社してからは、営業系基幹システムの保守・運用チームに配属され、ITの基礎や小さな案件の回し方を身に着けました。その年の10月にはデジタルマーケティング関連のシステムのプロダクトオーナーに担当が変わり、そのシステムの企画~運用・保守までを約2年間担った後、2021年の11月に新しく作られた「Genie」のプロダクトオーナーを担当することになりました。
プロダクトオーナーになったきっかけは、入社した年の10月に、先に述べたデジタルマーケティングのシステムがリリースされ、プロダクトオーナーをやってみないかと声をかけられたことです。入社当初から「ビジネスとシステムの両方が解る人になりたい」と上司に伝えていたこともあり、結果として、ビジネスとシステムの橋渡しのような役割としてのプロダクトオーナーを担当することになりました。

Q3:プロジェクトマネジャー(PM)との違いを教えてください。
私の理解ですが、何に責任を負うのかが異なりますね。プロジェクトマネジメントというのは、ある有期の活動(=プロジェクト)のQuality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)を管理対象とし、プロジェクトを成功裡に完了させることに責任を持ちます。一方でプロダクトオーナーというのは、アプリケーションなどのような、あるプロダクトの価値を最大化することに責任を負いますので、プロダクトが終わるまでずっと続きます。
プロダクトを改善するためには機能を新たに搭載したり、既にある機能の改善をしたりする必要がありますが、こういった一つ一つの案件が、プロジェクトとして進んでいくイメージ(プロダクトが、プロジェクトを内包しているイメージ)です。

Q4:POとして最も大切にしていることは何ですか?
常に「目的」を意識するようにしていますね。はじめてプロダクトオーナーとして仕事をするようになってから、日々上司から「プロダクトオーナーは絶対に目的を忘れちゃいけないよ」と言われていたということが大きいですが、あくまでもシステムは手段なので、この点は入社当初からずっと意識しています。
ただ、案件の企画なり施策の検討なりをするときには、ふと気づくと手段に気を取られていることも往々にしてあるので、熱中しすぎず、時には一歩引いて冷静な頭で、目的から考えなおしてみるということも意識的にやっています。

Q5:プロダクトの価値を最大化させるために、関係者やユーザーを理解するために心がけていることはありますか?
関係者やユーザーの視点に立って物事を考えることは心掛けています。「自分が相手の立場だったら、どう考えるだろうか?どう感じるだろうか?」ということですね。
今は営業員向けのサービスを担当しているのですが、今まで私は営業職についたことがないので、ずっと営業という職種についての勉強はしています。関係者やユーザーが、なぜその行動をしているのか、どういうロジックで物事を見ているのか、という点を意識しないと、単にこちらの一方的な理想を押し付けてしまうだけになり、お互いにマイナスになってしまいます。なので、相手のことを理解しようとする姿勢、そして相手の視点に立って考えることがとても大切だと思っています。

Q6:POとして苦労したことやそれを乗り越えた経験などを教えてください。
一番はじめに苦労したことは、コミュニケーションでしょうか。
業務側の施策担当者に何かを説明するとき、開発チームに何かを説明するとき、それぞれに応じて説明の内容や仕方などを変える必要があります。ただ入社してからしばらくは、誰に何をどう伝えるのか、その塩梅がよくわからなくて、苦労しました。
ただ、基本的な知識を身に着けたうえで、それぞれが何を考えていて、どこを目指しているのかということが理解できるようになってから、次第に要領が分かってきました。なので、はじめはITの知識や、業務(営業やマーケティング領域)の知識をとにかくインプットして、対等に会話できるように勉強して、日々それを踏まえて説明したり、議論したりしていました。
ここがうまくできないと、業務とシステムのやり取りがうまくいかず、チームとして機能しなくなってしまうので、失敗を多く重ねながらも、プロダクトオーナーとして円滑にチームが回せるようになるまでインプットとアウトプットをひたすら繰り返しました。

Q7:今後どんなことに挑戦していきたいですか?
これからもプロダクトオーナーとして研鑽を積んで、ビジネスとシステムの両方が解り、それらの橋渡しができるようになりたいですね。まだまだ学びたいこと、経験したいことは山積しているので、ひとつひとつ地道に努力してそういった知識や経験を積んでいきたいです。

※所属組織や業務内容は2023年2月時点のものです。

パーソルホールディングスは、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現に向け、グループ経営をともにリードする仲間を募集しています。
中途採用の詳細はこちら⇒募集職種一覧
パーソルホールディングス 採用サイトはこちら