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【スクラムマスター】グループデジタル変革推進本部 エンゲージメントプロダクト開発部 S.A

Q1:どんなプロジェクト/プロダクトのスクラムチームを運営していますか?ご自身の役割と所属しているチームについて教えてください。
「CareerMill」というサービスの開発を、チームのスクラムマスターとして支援しています。このサービスは、パーソルグループ内での転職・複業などキャリア支援にまつわる施策をサポートしています。
CareerMillチームはPO(プロダクトオーナー)1名・SM(スクラムマスター)1名・開発者6名の8人で構成されていて、ありがたいことにチームメンバーはチームへの愛着もあり、お互いをリスペクトしながら業務できる環境が作れています。
また、キャリア支援施策のサービスなので、人事部の施策担当者にも一体となってサービスを作っているという感覚を得てもらうために、エンゲージメントプロダクト開発部内に兼務していただいた上でワンチームとして開発を進めています。

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Q2:ご自身のこれまでのご経歴と合わせて、スクラムマスターになった背景を教えてください。
2019年に新卒でパーソルホールディングスに入社し、人事発令に基づくアカウント管理システムの運用を経験後、ホールディングス内で初めてスクラムで業務を行おうとしているチームに運よく異動することができ、開発者として問い合わせ管理のサービスを構築しつつ、スクラムの基礎について学びました。
そこから、現在の部署に異動し、CareerMillチームに参画することになり現在に至ります。
CareerMillチームのスクラムマスターになったきっかけは、当時スクラムマスター兼リードエンジニアをしていた人が、他プロダクトの開発に参画することになり、「やってみたら?」と声をかけていただいたことです。
その時私は入社3年目、アジャイル・スクラム歴1年半ほどだったので、不安もありましたが「まあなんとかなるでしょう!」ということで引き受けました。

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Q3:一人前のスクラムマスターにーなるために必要なことってなんですか?
逆に一人前のスクラムマスターってどういう状態のことだと思いますか?
スクラムマスターをやっていて思うに、スクラムマスターワークは常に改善が求められ、100点になることはないです。つまり、ずっと自分のスクラムマスターとしての在り方を研究し続けなければならないのではないか?というのが正直なところです。
それはさておき、私が目指す姿としてのスクラムマスターは、どんなチームに入ってもそのチームに合った対応ができるスクラムマスターです。
チームの中には様々な人がいて、その人が自分の業務に感じていること、チームに感じていることというのは人それぞれ、その時々によって異なると思います。それに気づき、適切と思えるアプローチをしていくことで、チームが気持ちよく業務できる状態を作り出すことができたら嬉しいですよね。
そのために、チームの状態をよく観察すること、たくさんのチーム・たくさんの人たちとアジャイル・スクラムの経験を積むことが必要だと思っています。

Q4:スクラムマスターとして苦労したことや失敗したこと、それを乗り越えた経験・解決方法などを教えてください
まず、スクラムマスターとして失敗したことというのはたくさんあると思います。ただ、スクラム・アジャイル自体が早く小さく失敗し、早く改善するということに取り組むことで、チームを成長させるフレームワークだと思うので、それに則って自分も成長させていくということが大事だと思います。先の質問でも回答したように、スクラムマスターワークは100点になることはありません。そのため、いつもチームに対してアプローチした後は1人で振り返りをし、時にはメンバーに壁打ちしながら、次同じ状況になったらどうするか、改善していくようにしています。(1人スクラムか?)

Q5:スクラムマスターとしてチームをみている時に意識していることは何ですか?
自分はチームの一員として中にいつつも、自分の存在を括弧でくくってチームの外側から観察するということです。伝わりますかね?(笑)
例えばチームでワークショップを開いたときに、基本的にスクラムマスターがファシリテートします。
その中で議論が白熱し、自分に意見を求められたときも、自分自身がどう思うかを答えるのではなく、スクラムマスターのロールとしての発言をするよう心がけるということです。
スクラムにはルールとしてのロールが定められており、それぞれが自分のロールに基づいて仕事をしています。そして、プロダクトオーナーもそうですが、スクラムマスターも中々に発言に影響力があるため、自分のロールを忘れてしまうと、チームが自律的に物事を考えなくなってしまう、最悪チームが崩壊することもあります。なのでそうならないように細心の注意を払っています。

Q6:スクラムマスターからみて理想のプロダクトオーナーってどういう人ですか?
ビジョンをしっかり持っている・作るプロダクトへの芯がしっかりしている人、チーム・ステークホルダとのコミュニケーションをマメにしてくれる人、きちんとPBIを記載し、優先順位を明確に決められる人…ロールに基づいた基本の振る舞いができたら大丈夫だと思います。あとは怖くない、押しつけがましくない、偉そうじゃない人がいいですね(笑)あくまでチームでの活動なので。
もちろん、アジャイル・スクラムのマインドを理解し、納得してくれているというのも必要になると思います。

Q7:今後どんなことに挑戦していきたいですか?
アジャイルの価値について、共感してくれる人をもっと増やしていきたいなと思います。
アジャイル開発、と聞くと「それってITの分野の話でしょう」と思われることが多いですが、アジャイルソフトウェア開発宣言の記載内容を読み解くと、人と人との関わりやそれに伴う相互作用を大事にしようという、自分たちの働き方へのマインドセットを重要視していることが分かります。これは、ITの分野のみならず、他の業種の方でも共感し、取り入れやすいマインドセットだと考えています。このマインドに共感し、自分たちの業務をもっと良くしていきたい、そのために改善活動をしていきたい、そう考えてくれる人たちが増えると、もっと働く環境が良くなってくるんじゃないかと思っています。

※所属組織や業務内容は2022年11月時点のものです。

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