∮16. 国立民族学博物館を訪れて

国立民族学博物館

とある日。
僕は高校時代の友人と、大阪の純喫茶でコーヒーを飲んでいた。
その友人とは3年ぶりくらいに会ったのだが、すぐに打ち解けることができた。

少し時間が経って、僕のブックカフェの話になった。
「persimmonをカルチャースポットにしたいんだよ!!」
という話を友人にすると、梅棹忠夫という人物について教えてくれた。

友人によると、梅棹忠夫は大阪にある万博記念公園の中にある国立民俗学博物館の初代館長を務めた人らしい。
僕は岡本太郎が好きなので、太陽の塔を見るために何度か万博記念公園を訪れたことがあった。しかし、僕はその博物館に行ったことはなかった。

友人が言うには、梅棹忠夫は「若い人たちに文化に接してもらうため」に、その博物館を作ったらしい。なるほど。そう言う話を聞くと、興味が湧いてくる。岡本太郎の友人というのもポイントが高い。そして、その話を知っている友人も流石である。

ということで、僕は国立民族学博物館に行ってみることにした。


想像を遥かに超えて

正直なところ、僕はあまり期待していなかった。
久しぶりに太陽の塔を見れたらOKくらいの感覚で、博物館に足を運んだ。

入り口まで行くと、大きな大きなトーテムポールが優雅に立っていた。

博物館入り口にあるトーテムポール


え、なんなん?
トーテムポール ちょーかっこいいですやん。

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