院内見聞録 いつもと違う
ついに書き溜めていた日記も今年に突入しましたが、今年自体がもうあと少し。日記と現実の時間の差はなかなか埋まらない。
2022年1月11日
診察の日。また食塩水50CCを入れる。診察室の前に、何時の予約の何番の人が診察中なのか分かるデジタルサイネージがあり、自分の番号になったけど、いつもなら番号が変わるとすぐに看護師さんが中から扉を開けて名前を呼ぶので、それを一瞬期待したけど誰も出てこない。意識に上らない程度のうっすらとした違和感がありつつも勝手に入る。中に入るといつもと違う看護師さん。(わたしが顔を覚えている人は2人だが、そのどちらでもない)
パリッと糊のきいた白い病衣に着替えていつもどおりベッドに座っていると、ベッドに横になるよう促され、病衣との間にいつもは入れない汚れ防止の紙のようなものを差し込まれ、ベッドが上げられた。先生がやってくると「まずは写真を撮ります」と言われ、上げていたベッドを下ろし、座るように言われる。そうだった、そうだった。何のために座るのか思い出せなかったけど(中年あるある)まずは座るという記憶はまちがっていなかった。
食塩水を入れるために針を刺す場所を冷やすため、再び横になるとカーテン越しにやり取りが聞こえてくる。「〇〇ですか?」「じゃなくて、××のほう」転科してきたのか、別の病院から転職してきたのか、この看護師さんはあまり慣れていないようで、いちいち指示を仰いでいる。いつもの看護師さんならあうんの呼吸でやっているのだろう。あんまり話していた記憶はない。確認していることが微妙に間違っているらしく、なんとなく先生の声にイラ立ちが混じっているのを感じる。
極めつけは「これは消毒しますか?」だった。ちょっとー、何かはしらんが消毒してくれ。このご時世、医者じゃなくても断言できる。そう思っていると、すかさず「してください」と先生に言われていた。ちなみにこの人、若い看護師さんというわけではない。わたしと同世代か少し上ぐらいである。見た感じはベテランの域。わたしへの対応はすごく優しくて感じがいい。(この人に限らず、ここの病院の看護師さんは全員そう)しかし、すごくいい人なのに仕事ができないって、相手が看護師さんの場合は不安しかないよ。
普段の仕事においても、いい人だけど仕事ができない同僚より、ちょっとぐらい意地が悪くても仕事ができる同僚のほうがいい。ただし、めちゃくちゃ性格が悪いと話は別。それは一緒に働きたくない。でもな~、この少しぐらい意地が悪くても仕事ができる人のほうがいいという考え方は、突き詰めていくとパワハラをする人のメンタリティにつながるので非常に危ういのよね。アタシ、職場で仕事のできない人を疎んじがちなので。気をつけよ。
家に帰るといつもはそんなことないのに、患部周辺が痛む。特にパソコンに向かって前傾姿勢になると、うっ血するというか、血が集まってきて痛む気がする。上を向くと多少楽なので、もうお風呂にも入らず、写真も撮らずに早めに就寝。
診察代 4,500円
薬代 1,350円
1月12日
9時間ぐらい寝て起きたら、体の痛みは少し楽になっている。眠るってすごいね。夜に写真を撮ったら、片乳全般が赤くなっていて、触ると熱がある。炎症を起こしてるのか? 明日は紹介された大学病院に行くので、そのときに聞くことにしてそのまま寝る。
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