院内見聞録 乳首再建への道
2022年7月28日
今日は「ボイリング・ポイント/沸騰」と「こちら あみ子」の2本を見に街へ出たついでがあったので、申し込んでから1か月以上経っているので、診断書ができているだろうと思って病院へ寄って診断書をもらう。
診断書代 6,600円
8月4日
パッド入れ替え手術から3か月の通院。いよいよ乳首を作る相談。食塩水を少しずつ注入して膨らませていたときは、正直言ってこれがブーブジョブなら大失敗と言ってもいいほどチグハグだった胸。現在の状態は左右のバランスもよく、高さも同じぐらいで格段によくなった。とはいえパッと見たときに違和感はある。なぜなら右胸には乳首がなく、リカちゃん人形の胸みたいだからだ。
というわけで、他人に気を遣わせずに堂々とジムのお風呂屋や温泉に入れるように、乳輪と乳首を作る。付け乳首という方法もあるらしいのだけど、毎回つけるのは面倒くさい。健康な乳首を半分ほど切って移植する方法と、色を付けた皮膚を薄く剥がして丸めて突起状にする方法があるらしい。どう考えても移植するほうがダメージが少なそうなのでそちらを。
乳輪は医療タトゥーで色をつけるか、濃い色の皮膚を移植するかである。どこへ行っても概ね「入れ墨お断り!」なジャパンにおいて、堂々と温泉や銭湯に行けるタトゥーなら入れてみたいじゃないのさ。食い気味でタトゥーで!とお願いする。ただし、これは自費診療で保険はきかないので10万かかる。しかも、このタトゥーは色が少しずつ落ちるので数年ごとにメンテナンスで入れ直す人も多いらしい。その場合は1万円のようだ。
でも、普段ジムのお風呂であらゆる種類の女体を観察していると、むしろ年を取るほど乳首はピンクになっていく気がしていたので、その疑問を先生にぶつけてみると、「そうなのよ。女性ホルモンが活発なほうが、色が濃くなるの」とよくぞ、聞いてくれたという感じで言った。できればタトゥーの退色と同じスピードで左側の色も薄くなってほしい。そしたら、追加でしなくてもよくなるから。
ところでずっと手術による引き攣れのせいで右腕が痛い。と思っていたのだが、それだと腕の内側が痛くなるはずと指摘される。で、実際に痛みが出ているのは上腕三頭筋の辺り。「術後はしばらく腕を動かしてはいけないことと、年齢的なことで肩が痛くなる人は多いんですよ」と、芸名みたいな本名の先生じゃないほうの若い先生が言う。ちょっと、先生、今肩って言いました? わたしは腕が痛いんですけど。つまり遠回しに腕の痛みは五十肩だとサジェストされたわけ。知らなかったけど、五十肩って実際に痛むのは肩というよりも腕です。
診察代 (例のごとく)220円
8月30日
術後1年の検査。(と言われた気がするけど、よく考えたら全摘手術は1月なので再建手術からって意味かな?)血液検査とエコーと。シリコンパッドが入っている右胸には特に何もなく、もともと経過観察だった左胸はずっと変わらない状態の石灰化と嚢胞ともう一つ何かがあったけど、おそらく大丈夫なもの。今さらながら、手術したときのステージを聞く。ステージⅢBとのこと。
検査+診察代 5,380円
薬代 1,340円
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