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(2014年に書いた)子育ては、お母さんがそのままなのが、まず大前提

子どもが産まれて、森のようちえんの母→自主保育の保育者→共同保育所の保育者→認定保育園の保育者って移り変わってて、これは自主保育の保育者やってた時に書いた話です。この頃は、プレイパークの主催者?世話人もやってました。

先日、息子とプレイパークの帰り道に、青空保育の親子組2組と、たまたま一緒になった。さらに、プレイパークで一緒だった親子とも一緒になって、合計親子4組で歩いていた。

美容院の前に、ヒッピーみたいな風車がいくつも回ってて、子どもたちはそれに夢中になった。けっこう長い間いたり、羽や軸をつかんでひっぱったりしていたので、ほかから来た親子が、

「これは、お店のでしょ! お店のだから触っちゃダメなの!」

と言った。

そこで、青空保育の母2人と、私は、なんか「ピーン」とした空気を共有した(気がした)。

「『お店のものだ』といって、子どもたちを離すことが、この場合、適切な方法なのだろうか?」

俺は「知るかいな…壊したわけでもないし、抜いて投げたわけでもないし…楽しそうだから、もうちょっと見てよ…」と思って黙って見ていた。

わりとテキパキしたところのある青空保育の母Aは、「もうちょっと歩いてみようよ◎◎(忘れたが子どもにとって魅力的なもの)があるよ~」と言って、先に立って歩きはじめた。

母性がいつもあふれる青空保育の母Bは、子どものそばに立って、どう声をかけようか、タイミングをはかっている様子だった。

4者4様で、それぞれに個性が出てて、私は静かに感動していた。
そして、きっとほかから来た親子も含め、どれもあってる、というか、
どれも自信を持っていいんだと思った。

というか、自信を持たないと子どもも不安になるし、
安全な状態でもなくなる。
まずは、どっしりとした状態でいることが、必要だな、と。

そこへきて「子育て論」とか「先生の言うこと」に振り回されると、「自分が模範通りにできてない」ことに、どこかしらブレが生じる。

その人がその人のままで生きる。
子育てって、ほんとにそれが、まず最初なんだよな~と…。

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