「自分の中に毒を持て」を読んで

岡本太郎氏が書いた、「自分の中に毒を持て」という本を読んだ。
この本は、中学の同級生がプレゼントしてくれた本だ。その同級生とは、半年に1回くらいのペースで会うのだが、その度に、将来やりたいこと、読んだ本の感想から始まり、生きるとは何か、などの哲学的な話で盛り上がる。
前に会った時も、生きるとは何か、という話になり、この本を贈ってもらった。その同級生にとっては、多大な影響を受けた本の1つとして紹介してくれたのだが、当時の自分にとってはピッタリな本だった。(生きること、に関して真剣に考えていたので)

岡本太郎氏は、芸術家として成功している人だが、彼の人生は波乱万丈?というのか、激動な人生だという印象がある。フランスで画家として修行をしながら、当時の流行や常識というものに、とりあえず食ってかかっていったそうだ。そんな彼が亡くなる少し前に書いた本なので、彼の中で「生きること」は既に自分の中で答えが出ているような印象だった。
まだ23年しか生きていない自分にとって、彼の答えを完全に理解できたかというと、全くそうでは無い。
その中で印象に残ったのが、
「惰性的な生活からの脱却」である。
惰性的な、とは今までの習慣ということで、慣れ親しんだ今までの生活から、逸脱して何か自分のやりたいことや興味のあることに、無目的にチャレンジすることこそ、「生きている」という実感が湧く、と私は捉えた。

そして、今私は23年間過ごしてきた惰性的な生活から逸脱する環境にある。
地元を離れ、新天地で新たなチャレンジをする。
自らの力で惰性的な生活から脱却できた訳では無いが、自分なりにいいタイミングでもあると感じたので、
普段やっていなかったが、興味があった「発信」をし始めてみている。

もう少し時間が経ってからもう一度この本を読むと、また別の感じ方をすると思うので、再読した時にまた感想を投稿したいと思う。

それではまた。

#岡本太郎 #自分の中に毒を持て #読書感想文 #生きるとは

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