見出し画像

急な訃報

母の一周忌が終わった。
1回目の命日を迎えて、いろんな思いが巡り、そろそろ言葉にしたためたいなと思っていた矢先に、俳優の大杉漣さんの急逝のニュースが入ってきた。
そこでまた、母の死の追体験をする。

旅立ち方はほとんどおなじで、ニュースで医学的に何が起こったのかを解説しているのを聞くたびに、ああ、母も同じだったのねと、またじわりじわりの涙が滲んでくるのだ。

ワイドショーで大杉漣さんに寄せられる追悼のメッセージもきつかった。
特に要潤さんの言葉。
メールをしてしまったっていうあれ。
勝手に共感しすぎてつらい。
私もなんども母にLINEをしようかと思ったことがある。
普通に送ったら返事がくるんじゃないかと。
でも、母の携帯は今でも父が持っているのだ。
母に送ったら、多分父から普通に返信が来るのだ・・・。
それはもう、ちょっと笑えてくるくらいお間抜けな感じだ。


母の突然すぎる他界があってから、世の中の急死にものすごく敏感になった自分がいる。
この人もあの人も、急な旅立ちを迎えている。
そんな気になる。
でもそれは、父に言わせれば、きっと気のせいらしい。


母の死を改めて言葉にして綴るのは、また今度にして、今はただテレビでしか知らないステキだと思っていた方のご冥福をお祈りします。

今日のゴチを観ながら涙ぐんだのは、決して決して私ひとりではないはず。
大杉さんが笑うたびに、お茶目な姿を見せるたびに、美味しそうに舌鼓を打つたびに、じわりじわりと涙ぐむのです。

#母の死 #家族の死 #死 #急死 #急逝 #訃報 #ご冥福をお祈りします #大杉漣さん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?