0歳&1歳、年子ふたりとも保育園決まりました!_保活の情報収集

ぺりまるの育児ノート

登場人物

わたし:会社員(フルタイム)
妻:会社員(育休中、5月からフルタイム復帰)
長男:1歳3ヶ月(保育園0歳児クラスに通ってます)
次男:0歳3ヶ月

書きたいこと

  • 0歳と1歳の年子ふたりとも同じ保育園に入ることができました

  • 都内の保育園選びは情報収集と希望園の選択が大事だと感じたので、やったほうが良いと思うことを書いておきます

はじめに

我が家は、1歳3ヶ月の長男と0歳3ヶ月の次男の2人兄弟です。
いわゆる年子というやつでして、いうなれば”動く”赤ちゃんと”動かない”赤ちゃんの2人がいます。
長男も最近、車を見て「ぶーぶー」と言い始めたくらいで、まだまだ言語を介しているというには遠く、親の言葉の指示が通るとは言えません。
子どもたちは1人で何かができるようになる月齢ではないので、妻と協力しながらバタバタした毎日を過ごしております。

さて、長男は去年の4月から0歳児クラスに通っていたのですが、去年の夏に引っ越すことになり新居の近くの保育園に転園しました。
ただその保育園が2歳児までの小規模保育園のため5歳児クラスまでの園にできれば早めに転園したいと考えていました。
そして、妻が仕事復帰するため、0歳の次男は4月入園の予定でした。
兄弟が別の保育園となると、送り迎えの負担も大きく、エプロンとかシーツなど用意するものもバラバラのため、できれば同じ保育園に同時に転園させたいなーと思っておりました。

結果として、同じ認可保育園に兄弟同時に4月入園が決まりました。
ただ事前に色々と情報収集をしたり、保育園の希望順を考えたりしたときに、けっこう戦略的な考え方が求められるなと感じたので、そこで学んだことを書いておこうと思います。

情報収集

自治体の保育園の入りにくさ(入りやすさ)を知る

まずはじめに
我が子は英語のシャワーを浴びたいんだー、だからインターナショナルに入れます!などの希望で、認可保育園を優先的に検討されていない方は当てはまらないですし、ご家庭の方針に沿った保育園に入れるのが良いと思います。

さて、我が家もそうですが、共働きで何がなんでも子供を保育園に入れないといけない、というご家庭にとって、「保育園に入ることができるか?」は死活問題ですよね。
なんなら「家の近くに入れるのか?」や「最寄り駅までの導線上に保育園あるのか?」も超重要。

というわけで、ともかくまずは自分が住んでいる自治体の保育園の入りやすさを知ることから始めましょう。
まずは、<自治体の名前 保育園 空き>などと検索して自治体の保育園の空き状況を調べましょう

今回は例として墨田区を持ってきました。
https://www.city.sumida.lg.jp/kosodate_kyouiku/kosodate_site/azukeru/hoikuen/bosyuusuu/ta80320020180605.html

一部をキャプチャしています

保活をされている方ならご存知の方も多いと思いますが、基本的に一番枠が出るのは4月入園です。
特に0歳児クラスは4月入園で枠が一番開放されて、そこで入園した子どもたちがそのまま持ち上がりで学年を上がっていくので、激戦区ほど0歳児で入れたいという保護者が多いです。
上の墨田区の空き状況は4月2次募集なので、「4月の1次募集は終わっているけどまだ空いている枠を出しています」という意味ですね。
墨田区で4月入園させたいという保護者は基本的に1次募集で申し込むでしょうから、墨田区の保育園の入りやすさを把握するには良い資料だと推測できます。

見てみると、0歳と2~5歳はボチボチ空き枠がありそうです。
しばらく眺めていると気づくと思いますが、1歳全然空いてなくないですか?
そう、1歳が一番入りにくいのです。これは墨田区に限らずどこの自治体でも大体そうです。

理由は家庭によりけりとは思いますが、だいたい以下が主なものです。

  • 1歳くらいまでは家庭で面倒を見て、育休も約1年取得したしボチボチ復帰するかーという親が多い

  • 2歳を超えると保育士さん1人が見れる子供の数が増える保育園もあり、定員も増える

  • 3歳以降は幼稚園に通う子もいて、保育園の需要も減ることもある

ここまでで、もし墨田区にお住まいで1歳から保育園を探してらっしゃる方は「あ、結構やばいかもな、、、」と気づきます。
この気付きが第一歩です。

家の周辺の保育園を把握する

都内住みのご家庭は基本的には徒歩もしくは自転車での送迎になるでしょうから、自宅から近い保育園に入れたいとなると思います。
そこで自宅から通いやすい場所に保育園があるのかを確認しましょう。
一口に「通いやすい」といっても、通勤の際に送迎をするから自宅と駅までの導線に保育園があって欲しいとか、保育園の近くにスーパーがあるから買い物できて便利で良い、とかライフスタイルによって好みがあると思います。

そこでオススメなのが地図で把握することです。
自治体が地図の上に保育園を記載したマップを用意してくれていることが多いです。
墨田区の場合はグーグルマップに載せて公表しているようです。

墨田区の保育園マップのキャプチャ

こう見てみると、意外と保育園の空白地帯があったり、逆に密集地帯があることが分かります。
自宅の位置を地図上に置いて、少なくとも通わせたい4~5園は見繕っておきましょう

保育園の評価を知る

ここで、「さぁ見学だ!」と行きたくなりますが、まだやれることがあります。
通わせたい(もしくは通わせられる)保育園を4~5園程度みつけたら、その保育園の評価を把握しましょう
このとき、掲示板とか口コミサイトとかSNSを見る人も多いと思います。
言うまでもないと思いますがネット上の情報なので、好き勝手書かれていたり、そもそも書いている人が実際に保育園に通っているか分からなかったりします。
それに、保育士さんって結構入れ替わりが多い職業なので、ある学年のクラスでは評判が良かったけど、別の学年では保育士さんが違ったり退職されたりで評判が良くない、ということも考えられます。

そこでオススメなのが、「東京都福祉サービス第三者評価」です。

これは、「公正・中立な第三者機関が専門的かつ客観的な立場から保育園の運営体制や保育内容を評価し、公表することを目的につくられたもので、ちょっとユーザーインターフェース的に見にくいところはあるのですが、内容はとても充実しています。

HPより

ここでも墨田区の認可保育園を見てみましょう。


「認可保育園」を選択して
「墨田区」を選択
保育園ごとの第三者評価が閲覧できます

いちばん上にある「すみだ川のほとりに笑顔咲くほいくえん」の令和4年の評価を見てみます。

バナナ講座、ワンルーフゼミなど耳馴染みの無い単語が並んでますが特色が分かります。
一方で、改善が望まれる点についても記載されています。
降園時の子どもの様子については、職員の経験・説明不足に差が出ていることが推測でき、具体的な活動が伝えられていくことが期待される」というように、子供の保育園での過ごした様子などがあまり聞けないのかなーと推測できます。

アンケート結果

アンケート結果の集計も記載されています。

この調査の特筆すべきは、保育園に通っている人からアンケートを取得している点です。
ネットの口コミではなく、確実な保護者の声が見られるのが、他に代えがたい情報ソースの所以です。
保育園同士を見比べてみると、意外と保護者の回答に差があったりして、保育園の独自性が伺えます。

この第三者評価のサイトはとてもオススメなので、通わせたい保育園が決まったらぜひ見てみてください。
ちなみに我が家は、長男を保育園にいれるときは近所の保育園の評価を全部紙で印刷して、見比べて妻と相談して選んでました。PCやスマホだと見比べにくいんですよね。。。

あとこれは個人的なティップスですが、注目して欲しい項目が2つあります。

ひとつめは、「アンケートの回答率」に着目してみてください。
上の保育園では51名中、41名が回答して、回答率が80.4%ですが、これがほぼ100%の保育園もあれば、60%くらいの保育園もあるんです。
あくまで推測でしかありませんが、回答率が高い保育園は、園と保護者のコミュニケーションがうまくいっているのかな〜とか、保護者も園に対して積極的に関与したいと感じているのかな〜とか、はたまた民度高めなのかな〜とか考えてました。
あくまで参考程度でお願いします。

ふたつめは、「職員と組織の能力向上」の講評です。

さきほどの墨田区の保育園のもの

例にだした「「すみだ川のほとりに笑顔咲くほいくえん」」をみると、

中核となる職員の異動や退職、産休があったため、現状の職員層の経験年数も浅く、非常勤職員も増えていることから、職員育成に改めて力を入れていく必要があると感じている

とあり、保育士さんの経験値が若いことが伺えます

姉妹園への異動や年度初めの職員の産休等により、新体制となったことで職員が互いを気にかけ、協力し合う姿が以前にも増して見られるようになっている。良好な人間関係をもとに職員同士が互いに声をかけ合い、フォローし合う関係性を築いている。管理職・事務スタッフは保護者や職員の困り事や不安に対し、スピード感を持って対応しようとする姿勢を示している。

ともあり、経験値のある保育士さんの入れ替わりという課題に、どう向き合っているのかが読み取れます。

どれだけ立派な建物の保育園でも、結局のところ子供と接するのは保育士さんです。
一方で、保育士さんの質というのは外からは見え辛いです。また保育士さんのモチベーションコントロールという保育園の運営上の課題も、なかなか保護者が事前に知ることは難しいです。
そうしたことをこの第三者評価から知れるので、ぜひご一読されることをオススメします。

園の見学へ

ここまでで保育園の地理的環境と客観的な評価について確認しました。
いよいよ見学へいきましょう。

見学は、公立保育園でも私立保育園でも個別に園に連絡して日程調整をします。
土曜日に見学できる園もあると思います。平日日中は仕事の方は土曜のほうがありがたいですよね。
ただ土曜は登園している子供も少ないため、その園の普段の様子を見られるという意味では平日のほうが良かったりします。

さて見学のポイントについて、私の独断と偏見で記載したいと思います。

私が見学にいったときに同じタイミングで見学されている別の保護者の方が「シーツのサイズは?」とか「服はセパレートがマストですか?」とか質問されていました。
確かに、保育園の登園準備においては大事なことなのですが、
わたしは「シーツのサイズより家からの近さのほうが大事じゃね?」と思ってしまいました(笑)
シーツも服も、入りたい保育園がその仕様だったら合わせられます。
服がセパレートNGだったら、その保育園への入園希望を辞めたりしないと思うんですよね。。。

私が気にしていたポイントです。

  • ベビーカーを預けられるか

保育園に送ってからそのまま駅に向かって通勤というライフスタイルなので、保育園に預けられるかは超重要です。イチイチ家に帰ってられません。

  • 抱っこ紐を預けられるか

ベビーカーと同様の理由です。子供が小さいうちは、ベビーカーではなく抱っこひもで登園することもあるためです。

  • 親が休日時の対応

特に公立の保育園の中には、「親が休みの日には保育園には預けないでください」というところがあります。
子供を預けてひとりの時間がどうしても欲しい!という意味では無く、保育園に自分の勤務スケジュールを逐次報告することが煩わしいと感じてしまうためです。

  • 看護師さんの有無

比較的大きな保育園では看護師さんがいらっしゃることが多いです。
発熱時など体調不良のときは、基本的にはお迎え連絡が来るものですが、看護師さんがいるかいないかで、親としてはちょっと心の安心に繋がります。

いくつかの園を見学していくうちに自分なりの評価ポイント(気になるポイント)が定まってくると思います。


まだまだ情報収集する上で気にしていたポイントはあるのですが、大体はこんなところです。
みなさんの保育園探しが納得行くものになりますように。

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