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インドネシアの路上アート図鑑 2024

今年の8月にインドネシアのバンドンとジョグジャカルタに旅行へ行った。
街中にはインドネシア独特のグラフィティや落書き、ウォールペイントが溢れており、ここで紹介したい。

インドネシアのアートシーンは、2007 年頃に起こったといわれる現代美術市場ブーム以降、国の政治的・経済的安定といった要因にも後押しされ、アートインフラを大きく充実さ せた。毎夏ジョグジャカルタで開催される大型美術展「アートジョグ(ART/JOG)」はイン ドネシア最大の美術イベントとなり、近隣の東南アジア諸国に限らず欧米や日本からも関係者が訪れるほどの規模へと発展している。

現代美術の新たな戦略:アート・コレクティヴ

インドネシアではアーティスト集団の総称であるアート・コレクティブも盛んだ。コレクティブが盛んとなった背景にはインドネシア独特の政治背景や文化慣習、大学と地域の関係などが挙げられるが、別の機会に記したい。

インドネシアの位置関係

東京タワーからインドネシアまでは徒歩で4000時間=約166日くらいの距離だ。

日本列島との位置関係
ジャカルタ、バンドン、ジョグジャカルタの位置関係

バンドンのストリート・アート

バンドンはジャワのパリと言われる高原都市だ。日本の軽井沢にイメージが近い。ジャカルタからの高速鉄道が開業し、首都から1時間程度でアクセス可能となった。バンドン工科大学を中心としたアートコミュニティが発達している。

スカルノハッタ空港の野生のバンクシー
バンドンのメイン通りブラガ通りでは路上で絵画を販売している。
模写かもしれないが、絵の具で描かれたものだった
野生の画家
バンドンの闇酒場の絵画
(インドネシア国民の9割がイスラーム教徒
イスラーム教ではアルコール禁止)
野生のメスキータ
川沿いのスラムの入り口にあった
スラムといっても、身の危険はあまり感じず
挨拶をしてくれたり、温かく出迎えてくれた
野生のダースモール
野生のチェーンソーマン
パパンダヤン山
バンドンのギャラリー「Orbital Dago 」と風刺漫画

ジョグジャカルタのストリート・アート

ジャワの京都と称される古都。ジョグジャカルタ芸術大学を中心としたコミュニティが発展。毎年開催されるART JOG(アルジョ)はインドネシアを代表する芸術祭。

カフェの額縁
家族を守れ!
一生懸命働け!
必勝まで戦い続ける!
ジョグジャカルタのギャラリー「Ruang MES 56」
ジョグジャの英雄
ジョグジャカルタの電柱は民間のギャラリーの展示宣伝でジャックされている
LOVE HATE LOVE
ピザ屋
昼の顔と夜の顔
インドネシアの家庭料理屋に紛れ込む猫と肖像画
洞窟壁画のような気さえしてくるインドネシア・グラフィティ
日本のグラフィティと比べても物語めいていて目を引く
インドネシア忍者
\(^o^)/
ギャラリー密集地帯に入ると、街自体が壁の絵を許容しているような雰囲気がある
NO ART NO LIFE
彫刻量産所
ジョグジャ中の電柱にチラシを貼りまくってたアーティスト集団の本拠地
「SURVIVE ! Garage」
彼らは生き残るためにチラシを貼り続ける

以上!


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