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利害関係を超えたぼくら

こんにちは。

3周年アニバーサリーの終わりが近いですパーシーです。

なんだかアニバーサリーもラスト2回となると寂しい感じもしますが、普通に来月以降も好きなタイミングで更新するだけなんで別に屁でもありません。

むしろ喜びしかない。

マックスキャッホー!!


昨日、高校生の頃の友人に誘われてパソコンの激・おもろゲーを始めることになったんですが、ぼくのパソコンって鬼雑魚なんですね👹

電源オンからホーム画面が出るまでに10分くらいかかるし、その後もダウンロードした記憶のないソフトが次々に立ち上がってね。
ゲームどころじゃあありません。

ウイルスに侵されに侵されているのです。

いうなれば監禁レイプされて最終的に性の奴隷になる女みたいなパソコンなんですよ。

そんなんじゃ抜けないよ!

そんなわけで昨日パソコンを初期化しましてね。
汚れなき少女のようにパソコンを生まれ変わらせてあげたのです。

ぼくにできるのは1か0なのでこんな解決法しか思い浮かばず…ごめんな、パコ子😢

パコ子との出会いは4年前、渋谷の細長い家電量販店でした。


伯父から貰ったWindows xpで辛うじて生きていたパソコンがお陀仏してしまい、ぼくは会社の近所にあるビックカメラにやってきました。

ぼく「たしか、ここらへんに…」

💻「あぶなーーい(;o;)!!」

ガシャーン!

ぼく「いてて、ちょっとあなた、気をつけ…え?」

そこにいたのは真っ黒いボディに身を包んだ二つ折りの美しいLenovoのパソコンでした。

💻「あの、大丈夫ですか…Σ੧(❛□❛✿)?」

ぼく「ああ、大丈夫。君こそ怪我はない?」

💻「わたしは大丈夫です(^^)」

ぼく「まさかパソコンがぶつかってくるなんて思わなかったから驚いたよ」

💻「すみません、ちょっと急いでて:;(∩´﹏`∩);:」

ぼく「それじゃ、ぼく用があるから行くね」

💻「あ、あの、いつかお詫びを(´;ω;`)」

ぼく「大丈夫。気にしないで」

💻「あの、わたし!パコ子です!ヨドバシ パコ子です(>_<)」

これがぼくとパソ子の出会いでした。


店内に入るとぼくはお目当てのパソコンを探しました。

ぼく「パソコンを探しているんですけど…」

店員「こちらなどいかがでしょうか?Lenovoの新しいモデルですよ」

ぼく「へぇ…え?」

💻「あっ、お客さん(゜゜)!」

そこにいたのはさっき入り口でぶつかってきたヨドバシ パソ子だった。

ぼく「あ、君はさっきの!」

💻「え!パソコンを探しにきてたんですか!?ここ、わたしの家なんです(^-^;」

ぼく「ああ、だから苗字がヨドバシ」

💻「はい(^<^)」

ぼく「これも何かの縁だし、君にしようかな」

💻「え!わたしなんかでいいんですか(;´・ω・)?」

ぼく「もちろん!君さえよければだけど」

💻「ぜひお願いします(*^▽^*)!」

ぼく「というわけで…」

店員「君かね、うちのパソ子を欲しいという男は」

💻「父です^^;」

ぼく「お父さん、娘さんをぼくにください!」

店員「君ねぇ、本当にうちの娘を幸せにできるのかい?」

💻「ちょっとお父さん(´っ・ω・)っ」

店員「ちょっとお前は黙っていなさい!わたしは彼に聞いているんだ」

ぼく「もちろんです。パソ子さんとふたりで幸せになる覚悟はできてます!」

店員「それなら聞くがね、君。君の家にインターネットはあるのかい?」

ぼく「インターネットは…ありません」

店員「そんなんでうちの娘を幸せにできるものか!!」

ぼく「今は無理でもいつか必ずインターネットを引きます!」

店員「そんな言葉が信じられるか!」

ぼく「それでは…どうしたらお認めいただけるんでしょうか」

店員「そうだな。ではわたしからひとつ条件を出させてもらおう」

ぼく「条件…?」

店員「このWi-Fi端末を契約してもらう。それでも良ければ娘を君に託してもいいがね。君にその覚悟があるかね…?」

💻「お客さん…」

ぼく「あります!Wi-Fi契約します!」

こうしてぼくとパソ子との日々が始まりました。


4年後。

ぼく「パソ子、ごめん」

💻「いいの。パーシーくん。こんな身体になっちゃったわたしがいけないの(´・ω・)」

ぼく「そんなこと!」

💻「わかってたの。パーシーくんがウイルス対策してないことも。わかってて一緒にいたんだもん(;´∀`)」

ぼく「パソ子…」

💻「ごめんね。わたし…だめで、とろくて、つかえないパソコンだったよね(*´ω`*)」

ぼく「…」

💻「ありがとう。いままで楽しかったよ。まっさらになった新生パソ子と仲良くやりなよ(^^)/」

ぼく「ごめん。今までありがとうパソ子。お前のこと、忘れないよ」

💻「ばか。早く忘れろ。ほんと…ばか(´;ω;`)ウゥゥ」

ぼく「さよなら」

💻「さよなら(/_;)」

ぼく「初期化、実行!」

さっきまで手のひらに伝わっていたパソ子の温かさがどんどん熱さへと変わっていく。そうか、君はすべてのデータたちとともに生まれ変わるんだね。さようならパソ子、君と過ごした時間、忘れないよ。さようなら。

さようなら!


次回、アニバーサリー最終回!いろいろやってました編!お楽しみに!


画像は29/30です。

さようなら!


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