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6929 日本セラミックの業績についてポイントまとめてみた

✅ 1975年6月に日本セラミック株式会社を設立し、超音波センサを開発して販売を開始
✅ 本社は鳥取県。赤外線センサと超音波センサで世界トップシェアを誇る
✅ 筆頭株主は創業家の資産管理会社とみられる谷口興産有限会社で14.8%、次いで日本マスタートラスト信託銀行株式会社の信託口が8.7%、株式会社日本カストディ銀行の信託口が6.7%、他は社長の谷口真一氏の資産管理会社とみられる日セラ興産株式会社、8381山陰合同銀行などが並ぶ
✅ 社長の谷口真一氏は徳島工業短期大学卒→1996年7月同社に入社→2002年3月取締役、2006年3月専務取締役、2009年3月代表取締役を経て、2014年2月現職に就任
✅ 2021年12月期第2四半期の売上高は10,381百万円で、経常利益は2,244百万円
✅ 赤外線センサや超音波センサ、電流センサ、磁気センサ、ガスセンサに加えて、人感センサやリモコン送信機、センサライト等のモジュール製品、ホール素子を製造・販売する
✅ 赤外線センサのシェアは世界6割、日本9割を占め、超音波センサでも世界6割以上を占める。赤外線センサを組み込んだモジュール製品は、大手家電メーカーや機器メーカー等への納入実績を多く持つ
✅ 自動車の周囲の安全を確認する超音波センサや、電気自動車のモーター制御に欠かせない電流センサは、自動運転車の増加により需要拡大が期待される注力分野に位置付けられる
✅ 海外売上高比率は43.9%で、地域ごとでは中国が19.1%、その他アジアが15.2%、欧州が8.5%、北南米が1.1%を占める。(2020年12月期)
✅ 主要な顧客はオーデリック株式会社で、連結売上高に占める売上高の割合が10.1%を占める。(2020年12月期)
✅ 車載向けの売上が拡大し、2017年12月期の売上高は前期比+1.2%の増収となったが、2018年12月期以降は米中貿易摩擦により世界自動車販売台数の減少や、中国・アジア圏の景況感悪化、感染症流行による国内企業向けの開発案件の遅延等が影響し、3期連続減収で、その間に約13.4%減収した
✅ 経常利益は2016年12月期から2018年12月期にかけて1.3倍へ増益であったが、その後は2期連続減益で約7割程度まで利益の水準を切り下げた2018年12月期は売上高が減少したが、原価率の改善により経常利益は増益となった
✅ 2021年12月期は増収増益で通期予想では業績回復を見込む

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


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