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7821 前田工繊の業績についてポイントまとめてみた

✅ 1918年に前田機業場として創業され、1972年11月に繊維土木資材の製造・販売を目的として、前田工繊株式会社を設立
✅ 本社は福井県。大手防災用建築・土木資材メーカー
✅ 筆頭株主は社長兼COOの前田尚宏氏と同氏の資産管理会社で22.3%、信託銀行の信託口が続き、さらに創業家一族とみられる前田佳宏氏が7.0%、3401帝人が5.7%、その他は同じく創業家一族とみられる前田博美氏、兼CEOの前田征利氏、前田工繊財団、8362福井銀行が並ぶ
✅ 会長兼CEOの前田征利氏は大阪大学基礎工学部卒→1968年に3401帝人に入社→1970年4月先代より前田機業場を引き継ぐ→1972年11月同社を設立し、代表取締役に就任→2018年9月現職に就任
✅ 社長兼COOの前田尚宏氏は、会長兼CEO前田征利氏の長男。大阪府立大学経済学部卒→1996年4月3401帝人に入社→2002年7月同社に入社→2009年12月取締役、2012年12月常務取締役、2013年12月専務取締役を経て、2018年9月現職に就任
✅ ソーシャルインフラ事業、インダストリーインフラ事業、ヒューマンインフラ事業の3セグメントに大別される。ヒューマンインフラ事業は先行投資段階であり、2023年9月期より業績への寄与が見込まれる
✅ 売上高の構成比は、ソーシャルインフラ事業が64.2%、インダストリーインフラ事業が35.8%を占める

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✅ ソーシャルインフラ事業では、土木工事に使用される高分子材料を手掛け、盛土補強材や土木シート、河川護岸材などの土木・建築・農業資材を製造・販売する。また、自動車資材や土木・建築資材向けに不織布の製造・販売も行う
✅ インダストリーインフラ事業では、超純水製造技術やカット技術を使用して、フラットディスプレイパネルや精密機器用ワイピングクロス、ネームリボン、各種工業繊維等の細巾織編二次製品等を製造・販売する
✅ ヒューマンインフラ事業では、連結子会社であるBBSジャパン株式会社が高級鍛造ホイールの自動車メーカー向けOEM供給やアフター市場向け販売を行う
✅ 2017年9月期から 2021年9月期にかけて連続増収で売上高は約1.38倍へ増加。2021年9月期は公共事業関連資材全般や不織布マスク、自動車向け製品が好調に推移し、前期比+9.8%の増収となった
✅ 経常利益は2017年9月期から2019年9月期にかけて約1.28倍に拡大。2020年9月期はヒューマンインフラ事業での新工場や新規設備への人件費や減価償却費が嵩み、前期比▲14.0%減益したが、2021年9月期はインダストリーインフラ事業での生産稼働率の上昇や販管費の減少により、前期比+37.6%の増益となった

PERAGARU(ペラガル) オルタナティブデータのPERAGARU アルファの源泉となるデータを提供 (2)


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