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スターバックの本棚・「人類、月に立つ」

A Man on the Moon: The Voyages of the Apollo Astronauts (Penguin Books)邦題:『人類、月に立つ』(日本放送出版協会)
アンドルー・チェイキン (邦訳:亀井よし子)

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アポロ計画はその功績の偉大さゆえ、それに関する本も無数にあります。

その中でもとりわけ多いのが、宇宙飛行士の視点でアポロを描いたもの。このカテゴリーで、この一冊の右に出る本はありません。

アポロの宇宙飛行士への徹底的なインタビューに基づいて書かれており、月飛行だけではなくそれぞれの宇宙飛行士の人間ドラマも生き生きと描かれています。

アポロから50年。月を訪れた(周回含む)24人の宇宙飛行士のうち、
アームストロングを含む11人がすでに鬼籍に入ってしまいました。

人類で最初に月へ旅した男たちの生きた言葉を生き生きと記録した、唯一無二の本です。僕が「宇宙に命はあるのか」でアポロを描くときも、この本から宇宙飛行士たちの言葉を多く引用しました。

小野さんプロフ写真

小野雅裕 (おの まさひろ)

技術者・作家。NASAジェット推進研究所で火星ローバーの自律化などの研究開発を行う。作家としても活動。宇宙探査の過去、現在、未来を壮大なスケールで描いた『宇宙に命はあるのか』はベストセラーに。2014年には自身の体験を綴った『宇宙を目指して海を渡る』を出版。

ロサンゼルス在住。阪神ファン。ミーちゃんのパパ。好物はたくあんだったが、塩分を控えるために現在節制中。

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