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京都ひとり旅① 福田美術館「ゼロから分かる江戸絵画」展 芦雪を観に

2023年12月上旬、
一泊二日の京都ひとり旅に行って来ました。

旅のルートです。
1日目 福田美術館→嵯峨嵐山文華館
2日目 養源院→智積院→相国寺

キレイ!かっこいい!福田美術館

この日は、子どもたちの朝ごはんandお弁当作りして学校に送り出してからの出発でした。(旦那さんは出張中)
午前中は移動に使い、美術館に辿り着いたのは午後1時過ぎでした。

来たくて来たくて仕方なかった美術館です。というのも、大阪の中之島美術館で開催していた芦雪展に行って以来、芦雪が大好きになってしまいました。

50年ぶりに見つかったという芦雪の絵があると知り、会期中、絶対に行く!と決めていたのです。(というか、絵って紛失するものなの?)

鼻息荒くして、福田美術館を目指します。

中に入ると、めちゃくちゃキレイ!

ギャラリーに続く階段
この建物の中にずっといたい!

2019年にできたばかりの美術館だそうです。
ということは、コロナ禍でのオープンだったのかな。運営していくのは大変だったのではと思いました。
閉館せずに頑張ってくれてありがたいです。

カッコよくて思わず撮った
ギャラリーの入り口


さすが「ゼロから」
解説が分かりやすい!「16ちゅん」って笑

この解説、見てください。

知ってる言葉ばかり!行数も5行!余白多い!
(アートが分かる人にはかなり物足りないと思うのですが…)
展示物へのハードルがグンと下がりました。
めちゃくちゃ楽しいです!

上記解説の絵がこちら↓

芦雪の描く小鳥の中には
必ずカメラ目線の子がいて
かわいいです

この解説読んだら、小鳥の数、絶対数えますよね!
それだけで、絵との距離がぐんと縮まり、とても楽しい!

その他にもこんな↓Q&A形式の解説もたくさんありました。

へー、知らなかった〜!
昔の中国人の想像力がまたすごいなあと
思いました

ところどころにこのような解説があり、そうそう!こういうことが知りたかった!の連続でした。

「どこを見たら、何が分かる」というのを、私は知りたかったということに気づけました。(そんなことにも気づかずに、闇雲に美術館巡りしてた´д` ;)

大黒天に会えました

丸々とした見た目とこの表情が
良かったです

芦雪の絵は迷いのない筆致ってよく耳にしますが、本当に頭の中にはもう絵が出来上がっていて、ただただその通りに手を動かしていたというのが伝わって来ます。


ちなみに、大黒天の足元にはまた16匹のネズミがいると音声ガイドで言っていました。

私には15匹しか見えなかった

そういえば、音声ガイドは無料で貸し出しされていました。いつも650円くらい払って聞いているので、とてもありがたかったです。

iPodの音声ガイド
機会の女性の声で解説してくれます

自分のiPhoneでも聞くことができるようでした。貸し出しには、預け金として¥1,000が必要となります。返却するとお金が戻されます。

館内での写真撮影オッケーというのもとても良かったです。

え!図録がない!

ただ、楽しみにしてた図録、販売がないとのこと 涙  

かなりショックでした。展示物すべて写真撮れば良かった…

代わりに本を一冊(この本がとても良かったので、いつかnoteでも紹介したい)と大黒天のポストカードを購入。

美術館の書籍コーナーって、その美術館の特色が表れてる気がします。福田美術館の書籍コーナーがもっと充実するといいな。

まとめ

働いている方の雰囲気が何というか、良い意味でカチカチしていなくて、親しみやすい感じがしました。

展示の解説も柔らかくて、私の知ってる言葉がたくさん使われていて、こんな美術館が増えるといいなと思います。

また行きたい美術館です。

カフェから見た美術館
カフェから見た渡月橋

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