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趣味noteは書き得

1. はじめに

近年えらい速さで勢力を拡大している気がするnoteくん。TCG業界でも目覚ましい発展を遂げております。自分もここまで幾つもの記事を書いてきました。

noteを通していろいろと得たものはあったなという実感はあるので、ここにまとめてみようかと思います。たとえ話はMTG限定になっちゃいます、MTGの記事しか書いてないので。

2. 書くメリット

  • 言語化できる

  • 発信できる

2.1 言語化できる

趣味だけに限らないんですけど、言語化することで自分の考えについての正当性と拡張性が見えてきます。なのでとりあえず書きましょう。書けばなんかは手に入ります。

まずは、正当性について、例えばこの回。

一個前で書いたことを完全に否定している記事なんですけど、とりあえず自分の考えとその理由を書いてみて、実際に実行してみてダメだったっていう顛末です。

ここではとりあえず両方の記事で自分の考えおよび試行に対して正当であろうことを書いています。片方はこれいけるんじゃね、もう片方はやってみてダメでしたわっていうわけです。どっちも自分の中では正しいと思っての試行なんですが、なぜそれが正しいと判断したかという根拠を後で確認できるのは、今後同様の展開で懐疑的になったときの判断基準が一つ作れるわけです。

現に、各フォーマットでずっと《黙示録、シェオルドレッド》は同様の理由で議論の対象になっていまして、上記の記事を踏まえると似たようなアーキタイプではあんまり有効じゃないかもね、っていう一つのちっさいサンプルは得られますし、《進化した工作員》は実際に専門性が高すぎてダメでしたっていう結論が現環境と合致しています。

正しかった記事と正しくなかった記事を書いているので、結論としては間違っていても別にいいわけです。今回の例のようにもともとあまり正確でなかったものをを正しい方向に導けたので。

次に拡張性です。この回の4.4節がいい例でした。

大会で負けた試合の記録で一戦だけ奇跡的()に両者の勝敗が決するまでの手札が全部記録できた試合がありました。そこで、ずっとこれは負けだなーと思って眺めていたんですが、よく考えたら、これは《虚空の杯》をX=1置きしたら勝てているのではと後になって思いつきました。

書いてやっと気づきました。結局は作文なので書きながら考えることになるので、そこから考えが発展していくこともあるのです。

2.2 発信できる

まあnoteなので、文字通り下書き状態でメモ帳で使っても全然いいですし、どうせなら公開すると嬉しかったりする。

実際今のところ発信したところで、若干ツイートのいいねRTが増えるくらいで何もないんですが、界隈の人たちにはまあちょっとくらい伝わってんだろうなとかは思います。

これが今までの平凡記事よりももっと変態クソニッチカードの紹介でバズりましたとかだったらだいぶ話は変わってきます。今のところは変態カード発掘ダイバーシティゲーマーとしては目指すところですかね。
まあでも発信することで書くモチベになっているので原動力として大事な観点です。

3. 書いてもらうメリット

こちらは書くというよりは読むほうなんですが、読む=誰かが書くことなので、回りまわって同じことかなということで挙げています。

  • 知見が得られる

  • つながりが得られる

  • 知見が発展する

3.1 知見が得られる

noteの醍醐味ですね。私自身、緑単ペインターの知見はもろにnoteから得ました。
誰かはきっとあなたの書くnoteから新たなインスピレーションを受けることでしょう。

3.2 つながりを得られる

ここから先はかなり込み入った話になってきます。

このマガジンは、先述の緑単ペインターのnoteからインスピレーションを得て書きました。
緑単ペインターの作者とコンタクトを取って知見を広げたり、それこそおうちでレガシー参戦のきっかけになったりしました。
緑単ペインターの一件から私のMTG人生は大きく変わったなと実感しています。
noteのインスピレーションから行動に移せば変わるものもあるわけです。

3.3 知見が発展する

前節で述べたように、書くことは誰かが何かの行動をするきっかけになりうるわけです。そしてさらにその誰かがまた記事を書けばそこから知見は発展していくのです。

4. How to Write

ここまで書いたり書いてもらったりするメリットを述べました。じゃあいざ書こうというときにどうやって書くんじゃいという話になるのでコツを書き残しておきます。

  • ある程度の体裁をもつこと

  • テンプレートを作ること

似たようなことですがそれぞれ違います。

4.1 ある程度の体裁をもつこと

私の場合は基本的に はじめに→デッキレシピ→概要→詳細→終わりに の順番で文章を書いて、あとで画像を挿す感じで書いています。
なにかしら自分なりの順番を持っておけば文章が書きやすいのはどこの世界も同じです。

4.2 テンプレートを作ること

noteは下書きの複製ができます。なので、複製元としてテンプレートを作り、それを複製して書き出すことでかなり製作は楽になります。
実際自分も大会レポはテンプレートを使って書いています。
現状自力でのテンプレート作成なので、もうちょっといい感じにツールが進化してくれることを期待しております。

5. 有料記事について

有料記事については、個人的な意見になりますが、よほど貴重な記事でなければ否定的な立場です。例えば、環境初期のクソデカい大会で優勝して環境定義できるデッキを開拓できましたーとかそういう、現在あるものごとの根幹を揺るがすような発見でなければ。

前述のnoteを書いたり書かれたりするメリットを最大限引き出すにはオープンナレッジであるべきだと思っていますし、何よりもしょーもない記事を有料にされたら購読者は困るのです。というかだれも買わんし見なくなる。お互いに何のメリットもないわけです。

最後にtipsとして100円くらい添えとくぐらいなら悪くないでしょう、ただ感じ悪いので私はやめました。
で、逆に有料にするに値する記事が書けたとして、それにいくら払ってもらうかですけど界隈によります。TCG界隈なら500円までですかね、いくら知識を集めても早くて1か月すれば腐るので。陶芸の職人が死ぬ間際に後継者がいないので秘伝の技を教えますとかだったら数万円ぐらい払ってもらってもいいと思います。そんな感じです。

6. おわりに

つらつらとお気持ちを書いてみましたが、まあ割と趣味に限らず仕事なんかでも同じようなことは言える気がします。
レスポンス求める求めないは二の次として書いてやるだけでもかなり効果があるんだぜってことはある程度わかりましたというまとめでした。

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