優性思想だったのか同族嫌悪だったのか

東京オリンピックが終わってからと言うモノ、色々な問題が話題となりニュースになっている。

秋雨前線による記録的豪雨、タリバン政権の復活、優性思想？による炎上、などなど。

せっかく東京オリンピックが終わり、アスリート達の活躍を改めて喜んだり、深刻化するコロナ問題を改めて見直したりしたいのに、問題はより多様性をみせている。

優性思想による炎上問題の本質とは

そんな中、優性思想による炎上問題はあらぬ方向に火種が付いているように見受けられる。

発言者の否定、優性思想の否定、発言者の意図的策略などなど、誰かの発言により炎上するケースは様々な論点で語られることが多い。

一体、これらに関わり、感情を抱く人たちは、何に怒り、否定し、答えを見出そうとしているのか。

そもそも誰かを否定し、自分たちが正しいことを証明しようと論争を繰り広げる事こそ、優性思想の始まりのような気がしてならない。

優性思想の善し悪しを論争するのではなく、優性思想がなぜ生まれ、なぜ否定されるようになったのか。そこが肝心なのではないだろうか。

そして、その答えが最も重要な部分であり、そこさえ理解して守られているのであれば、思想くらい自由に持っていてもよいのではないだろうか。

その答えが「人権」なのであれば、そこさえ死守できる社会になっているのであれば、何も問題ではないのではないか。

「一貫性を守ろうとする信者」と「話題を作りたいメディア」の論争はいつも様々な憶測を呼び、意味のない論争の火種となる。

本当はみんな知っているのに、何かを守ろうとどうでも良い事を議論しあう風潮は、相変わらず見ていて辛くなってくる。

表面化で進む悪い方向へ進んだ憶測

そもそも、この議論が交わされることとなったきっかけとなる炎上問題の発言者を改めて見てみると、色々な憶測が飛び交うのも無理はない。

彼は知的で心理学のエキスパートであり成功者でもある。

だからこそ、どんな発言をすると問題になるのか、どんな発言をすれば人を惹きつけられるのかは熟知しているはず。

なのに、炎上するであろう意見を暴言のように吐き、2回に渡る謝罪動画をアップ。しかも、謝罪動画であるにも関わらず、わざと人を惹きつけるようなタイトルをつけての動画を配信している。

そのため、彼がしたかったことの意図が分からず、多くの憶測が飛び交うことなった。

しかも、炎上の火種が悪いせいで、憶測も悪い方向へと進んでいっている。

さらに、炎上の火種となった動画以外にも、今回ターゲットとなった人達を否定する発言をしている動画は過去に配信されていたと言う。

そもそも優性思想だったのか同族嫌悪だったのか

賢い人間が「頭が悪い」と思われるような失態や発言をしてしまう場合、その人にどのような思いがあるのだろうか。

そこを考えた時に、炎上ビジネスだとか、優性思想だとか考えが及んだ末の波乱なのは十分承知している。

しかし、「同族嫌悪」と言う考え方もあるのではないだろうか。

ここでは紹介することはないが、彼の今までの生い立ち、環境、人間関係を考えると、優性思想と言うよりかは、同族嫌悪の方が納得できる点が多い。

そもそも、彼の炎上動画で述べたかったことは優性思想と言えばそうであるが、彼が本当に言いたかったことは「自分に関係ないモノ、自分にとって価値のないモノはどうでもいい」と言うことだったのではないだろうか。

きっと、彼が猫ではなく犬を飼っていれば、犬の方が「優」になっていたし、動画の質問に含まれていた「ターゲット」が違っていれば、その人たちが引き合いになっていたのではないだろうか。

これは、優性思想に近い考えであるが、優性思想ではないと考えるわけです。

そう考えると、同族嫌悪と言う考え方がしっくりくると思うのです。

優性思想とはいったい

では、なぜ、優性思想と多くのメディアが持ち上げたのか。

彼の発言から優性思想と感じたと言う理由なのは分かりますが、なぜ、「差別発言」にならなかったのか。

なぜ、「差別発言」ではなく「優性思想」に発展してしまったのか。

それは、そもそも持ち上げた人たちが、今回ターゲットとなった人たちを「劣」と考えているからではないだろうか。

それとも、概要だけを見て知った気になって「優性思想」と言う言葉を持ち出したのか。(話題性や注目を引くための策略？)

そう考えると、この炎上問題を語るときに「優性思想」と言う言葉を使った人こそ、優性思想を持った人間そのものではないだろうか。

そうなると、私も優性思想を持った人間なんだなぁと考えてしまうわけであります。

優性思想がどうであれ、守るべき人権が守れているのであれば、思想くらい好きにさせてやれ！とおもうのでした。('Д')

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