見出し画像

生命保険note『生命保険営業を見定める、一つの方法』

生命保険を売るため、取り扱うためには、資格が必要です。

「生命保険募集人資格」と言う資格で、
生命保険協会が実施する「一般課程試験」という試験に合格したら、
金融庁に登録されます。

皆さん、なんとなく想像がつくと思いますが、さほど難しくありません😅

私の体感的には、自動車運転免許証の学科試験より簡単だと思いました。


合格し、金融庁へ登録されれば、晴れて生命保険を売ること、取り扱うことができます。

もちろん各保険会社や代理店による教育・研修も必須で、生命保険営業には一定レベル以上の知識やスキル、そして何よりモラルや常識を持つことが必要とされます。

その割に、世間一般的に嫌われる職業の代表のように言われるのは、なぜなのでしょうね?😥


それはそれとして・・・

一般課程試験の後にも、様々な試験があります。

◆ 専門課程試験
◆ 応用課程試験
◆ 生命保険大学課程試験

専門課程は、一般課程に合格した人が受けられます。保険だけでなく税や社会保険など周辺知識も必要とされます。

応用課程は、専門課程に合格した人が受けられます。さらに高度な知識が必要とされます。


生命保険大学は、応用課程に合格した人が受けられます。
全6科目あり、2科目づつしか受けられないため、合格まで最短でも9ヶ月掛かります。

科目は下記のとおり。

◆ ファイナンシャルプランニング
◆ 個人保険商品研究
◆ 資産運用設計(金融商品・不動産)
◆ 生命保険と税・相続
◆ 隣接業界の商品と社会保障
◆ 企業保険商品研究


生命保険営業に関わらずと思いますが、人柄も営業のスキルの一つです。

そして生命保険は、人柄だけで売れる商品の最たるものかもしれません。

何と言っても、買ってすぐ使う商品ではありませんから、人柄以外の能力があるのか無いのかが、お客さまにはわかりづらいです。


生命保険大学までの試験に合格しているからと言って、それで何でも知っているというわけではありません。

一般課程しか合格していないけど、お客さまに寄りそっていい仕事をしている人もいるかもしれません。


けれど、営業歴がもう5年とか10年とかあるのに、いまだに一般課程や専門課程ぐらいしか持っていないとすると、お客さまのために学ぼうという姿勢が足りないのかなと私は思ってしまいます。


つい先日、私のお客さまの友人の方からのご相談を受けました。

昨年亡くなった母親が、生前に安易に保険の契約者変更をしていて、その件で税務署から調査が入っていると。

詳細は省きますが、貯蓄性のある保険の契約者変更は、贈与や相続の知識が必要とされます。

その生命保険契約の担当営業は、お母さんのご要望通りの対応をしました。

けれど、その後に発生が予想される不利益なことや注意事項について、何もアドバイスをしていなかったようです。


試験に合格したかどうかや資格を持っているかどうかは、あくまで一つの目安です。

けれど何も無いよりは、少なくとも学ぶ意欲のある証拠です。

生命保険営業を見定める、一つの指標として覚えていただければ幸いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よかったらスキ、フォロー、コメントをいただけると、とても嬉しいです。
フォローは必ずお返ししますので、よろしくお願いします(^^♪



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?