ペペロンチーノ32日目(5月24日)
まえおき
こんばんは。好きなカクテルは、アイリッシュコーヒー。ペペロンちえみです。
今日は食後に散歩をしていました。涼しい夜が気持ちいい季節です。コロナの影響で日中にお出かけを楽しむことは難しいですが、夜に一人で散歩をすることで身体感覚の衰えを防いでいます。
どうしても家の中に籠もりきりになってしまうと、自分が関わる社会が縮小していくような感覚に襲われ、自己肯定感が下がっていくイメージがあります。現実を生きることに価値を感じ続けるため、社会との接点を何らかの形で残し続ける工夫を今後もしていきたいです。
今日の散歩のなかでのお気に入りの一枚です。都内にもこんなに厳かな雰囲気の場所があるのですね。東京はどうしても空にビルが入ることが多いですが、このアングルだと空と鳥居と地面の3点になるため、とてもシンプルで好きな構図です。
それでは本編に移りましょう。
今日のテーマ
今日のテーマは「完成図の予想」をすることです。
使う素材を一つ決めているので、その素材を最大限に活かすことができるように、その他の具材や調味料を完成図のイメージから逆算して準備をします。
これができると、自分でレシピを創作するときに、大きく外してしまうことがなくなるのではないかなと思っています。
今後も主役一つを決めることで全体の方向性をイメージして、最終的な完成図を予め予想し、調理の中でどこまで完成図に近づけるかを意識したいと思います。
今日のペペロンチーノ
今日の主役はいただき物のまぐろパテペーストです。
KALDIの缶詰シリーズは美味しそうなものが多いですよね。行くとついついたくさん買ってしまいます。
クリームやアーモンド、にんにく、黒胡椒を除くと、素材としてはツナ缶に近い印象があります。今回のレシピはツナ缶でも代用できる可能性がありますので、後日に似たレシピをツナ缶でしてみたいと思います。
オリーブオイル大さじ2を追加投入して、緩めのパテペーストにします。とっても美味しそう。これをシンプルにバゲットに乗せて食べても美味しいのは本能で分かります。
水は1500ccです。レトルトのパスタを作るとき以外には水の量は計量します。
今回は調理の途中で「わさび醤油」を追加投入する予定です。そのため塩分量をコントロールするため、いつも20gの食塩の量を15gに抑えます。10gだとパスタそのものの味の輪郭がボヤけてしまうイメージがあります。味がほんの少しだけ濃かったため、
ベストは水1500ccに対して食塩12.5gあたりだったかも知れません。ただ、レストランでワインを飲みながら食べるのであればちょうどよい塩分濃度でした。
大きめのにんにくを3つ使って、オリーブオイル大さじ2でじっくり浸からせながら加熱します。
加熱を待ちながら、シソの葉っぱを細切りにしていきます。くるくるとしてから切るのが好きです。シソの葉っぱをが丸まっているの、愛くるしいです。
シソの葉っぱは5枚使います。
大さじ1の醤油とわさびチューブ3cmをよくかき混ぜ、先程のシソの葉っぱのみじん切りの半分を入れます。
にんにくがきつね色にこんがりとしてきたら、唐辛子を小さじ1ほど投入します。早くに入れすぎてしまうと辛くなりすぎてしまうからです。
今日はイタリア産の粗挽きを使います。ワインをイメージするようなパスタのときにはイタリア産の唐辛子が色味としても味の方向性としても良さそうな気がしています。なぜかはわかりません。
うずまきナルト(NARUTO)とルフィー(ONE PIECE)が共演するのは違和感がないけれど、坂田銀時(銀魂)とサトシ(ポケットモンスター)が共演するのは違和感がある。そんなイメージです。同じコンテクストの中にある者同士はやはり相性が良いイメージがあります。
粗挽きの唐辛子は色の移りがよく、使いやすくて気に入っています。
このくらいのタイミングから茹で始めるのがちょうどよいイメージです。茹で始めから5分ほどでソースを完成させに行きます。
オリーブオイルで溶いたまぐろパテをオイルソースに加えて炒めます。
ここは炒めるイメージでまぐろパテをギリギリのラインまで焦がしに行きます。香ばしくすることでパテのときには出せなかったであろう風味を最大限に引き出します。
いい感じに炒めることができています。
わさび醤油を追加します。非常に香ばしい、食欲をそそる香りが立ち上ってきます。白ワインを飲みたいです。
ここに茹で汁を80ccほど加えます。パスタを残り1分のところで引き上げますので、そこから1分間のパスタの吸水量を逆算します。
パスタが茹で上がるまでに火加減を調節しつつ、残りの水分量がこのくらいになるようにします。完全に感覚で話をしてしまっているのですが、この部分はパスタを入れてからの加熱時間で調整可能かと思っています。
このあたりは何度もやりながら自分の中に感覚を作っていくというイメージがありますので、最初から完璧を目指すのではなく徐々に60点を70点に、70点を80点にしていく心の余裕が大事かもしれません。
1分早く茹で上げたパスタをフライパンに投入します。わずかニシンが残っているため、フライパンでソースと和えつつ完全に火を通します。
お皿に盛り付けて、余らせておいた残りのシソの歯を加えて完成です。
ソースがパスタに非常に良く絡んでいます。美味しいことは間違いありません。それではいただきます。
味の感想
私は100日間かけて「感動する」ペペロンチーノを作る予定でした。
そんなに簡単に感動は来るものと思っていませんでした。
ですが、突然に「感動」がやってきてしまいました。油断していました。
人は「感動する」ときに自然と感嘆の声が出てしまうのかも知れません。少なくとも私からは出ました。「まじか、、、」という声が出ました。
すべてが絶妙にサポートしあい、それでいてベースにいるのはペペロンチーノであることは間違いありません。非常に複雑で風味豊かなパスタが私の前に具現化していました。本当に美味しかったです。
68日を残して「感動」にたどり着いてしまった以上、ここからはどれだけ多くの「感動」を生み出すことができるかがテーマになってきそうです。
今後もアレンジレシピが増えていくかと思いますが、ぜひ皆さんにも実際に作っていただけると嬉しいです。
アレンジレシピの場合には、最後にレシピの概要がまとまっているとよいのかも知れませんが、本日はここで時間切れです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
残り68日。
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