感想文Vol.3~1秒でつかむ~
珍しく科学館に行った帰り(マンモス展を開催していたのです!)に寄った書店にて見つけた一冊。好きなテレビ番組である「家、ついて行ってイイですか?」のディレクター、高橋さんが書いた本。
結構ボリュームがあったが、普通のビジネス書とは異なる部分として❝使えるビジネス書❞を意識して書いていること。冒頭に出てきた人気番組を始め、著者が手掛けてきた番組を例に挙げ、考え方や行動の仕方を書いている。
特に「同じ会社の同職種の人よりも1.5倍頑張る」という言葉は印象的だった。しかもガッチガチに寝る間も惜しんで、ではなくちょっとの工夫で実現できる量で良いとの補足もあった。すべてを満遍なくではなく、まずは1つだけでも誰にも負けない分野を作ることが大切とのこと。さて、私は何を頑張ろうか…。
仕事柄❝伝える❞ことが重要になるのだが(物書きではありません)、聞く側への配慮をより大事にしていかないといけないと感じた。それは分かりやすい言葉、興味を持ってもらえる内容などである。何を話しているのかわからない、そもそも話が面白くないというのでは本末転倒だ。
最近は時間があるのを良いことに本を読んでいるが、その辺の教え的なことも記述してあった。特にビジネス書においては「その本を書こうと思った著者の動機を考えて読むことが重要」という。また、本にも書かれていたが読んで身に着けたことを基本として捉え、それを崩していく力や新しい提案・考え方も忘れてはならない。
言うは易く行うは難し。本にも読んで満足するのでは宜しくないといったことも書かれていた。暇だ暇だと嘆いてばかりもいられない。この自粛期間に身に着けられることを身に着け、仕事が再開する日の為に備えたい。