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正月時代劇『いちげき』 制作はNHKとTBSスパークルだってよ。びっくりした

NHK正月時代劇。久しぶりに面白かった。
もちろんクドカン脚本なので観たということもありますが、元々はこのNHK正月時代劇のファンでした。

第1回目の仲代達矢主演「清左衛門残日録 仇討ち!播磨屋の決闘」(1995年)、翌年は緒形拳主演「命捧げ候〜夢追い坂の決闘〜」(96年)、どっちも藤沢周平原作物だったんだけど、これが滅法面白かった。

その後、数年は毎年楽しみにしていたのですが、年々つまらなくなり、だんだんレギュラー放送した時代劇のSP枠みたいになってしまい、それでも注視はしていたんです。時には観始めてすぐやめちゃったり、観ない年の方が多くなりましてね。
今年は、27年ぶりに面白い正月時代劇だった。

ああ、私、特に時代劇ファンではありません。
加入しているケーブルテレビでは年がら年中「鬼平犯科帳」やってるけど、見ないもん。好きじゃない。
でも、同じ池波正太郎の山崎努主演「雲霧仁左衛門」は観る。DVD持ってるけど観ちゃう。あれは大好き。
おお!1月末からまた放送するんだな。また観ちゃおうかな。

だいぶ横道にそれました。
正月時代劇ですが、私が好きだった最初の2つは「播磨屋の決闘」「夢追い坂の決闘」と決闘物だったんですね。西部劇や任侠物と一緒。決闘がクライマックス。
今回の『いちげき』も似たテイストがありました。
今時はこの手の「クライマックス一発主義」のドラマは、そこに至るまでが退屈に感じがちなのですが、原作なのかクドカンの脚本なのか、決闘までの道程、特に動機を丹念かつコミカルに描いて飽きさせません。
あとねえ、天才・染谷将太は観ていて飽きない。

最後に。
制作がNHKとTBSスパークルだったのが驚きでした。
普通ならNHKエンタープライズだと思うんだけど。
どういう経緯なんだろう?今時はよくあることなのだろうか?

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