相手の反応が良かった言葉

このお仕事に就いて、“踏込み過ぎない、親身になった対応”、を意識するようになりました。媚やお世辞、うわべだけの関心や同情は、敏感に察知されるものです。

頻繁にお会いできる訳でもなく、また、まとまった時間お話したり関わるといった間柄ではないので、お会いした都度、気持ちが伝わるよう、言葉を選んでいます。

これまでの経験から、反応が良かった言葉は、

洋服やアクセサリーがよくお似合いで素敵だなと思った時は、「〇〇がよくお似合いですね」

余り素敵なコートだったので、ある時思わずお伝えしたことがありますが。それまでかなりクールな印象だったその女性のご入居者が、ちょっと恥ずかしそうに笑われ、「これ、友人が私のために特別にデザインしてくれたんです」と顔全体笑顔で嬉しそうに話された時は、そのギャップに驚きでした。「えー!それはますます素敵ですね!」と返したら、ふふふ、と本当に喜んでいらしたので、伝えて良かったな、と心から思いました。

ゲストの方がお帰りになる時や、ご入居者の方がお出かけになる時は、「お気をつけて」

何かの記事で、去り際の声がけがこの言葉だと、“自分のことを気にかけて、わざわざ言ってくれている”、と気遣いが伝わってきて嬉しい、と読んだことがあります。確かに、相手のその後の行動を思いやって、“無事に帰ってくださいね”、という気持ちからの言葉なので、素敵だなと思い、業者さんやハウスキーパーさんと別れる時にも使っています。

酔っぱらってお戻りになり、上機嫌で話しかけられた時は、「楽しいお酒でよろしいですね」

私は余りお酒が飲めない方なので、楽しそうに帰っていらっしゃると、ちょっと羨ましく、本当にこう思います笑。

お子さんが生まれた時や、留学から戻られた時などは、「これから楽しみですね」や「賑やかになってよろしいですね」

幸せそうなご家族を見て、いつも癒されています。不思議なもので、友人だったりすると、嫉妬してしまい、自己嫌悪感に苛まれたりすることもありますが、そういう部分も自分だし、と最近はもっと自分に優しくしよう!と思っています。

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