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大学生起業家と人事のプロが日本独特の転勤制度について考える!

こんにちは!
「People Trees」×「onegift」による、
「大学生起業家と人事のプロが、人や組織に関する話題について話してみよう」という企画第四弾です!!
今回は前回同様、キャリコネニュースの記事ではなく、別の話題について考えてみました。
前回は、新型コロナウイルスの感染拡大によって一気に普及してきた「リモートワーク」について取り上げました。
まだご覧になっていない方は、ぜひこちらをチェックしてみてください!

さて、今回取り上げるテーマは、「転勤」についてです。
日本の多くの企業では転勤文化があり、会社に言われるがままに日本を飛び回っている人も多くいるのではないでしょうか?
そんな日本独特の転勤制度について話し合った様子をご覧ください!

転勤にはメリットがある?

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梶塚:今回のテーマは「転勤」についてです。僕たちはまだ就職していないので、全く馴染みがないことですが、そんな僕たちの目線から転勤について考えていきましょう。

井上:よろしくお願いします!

梶塚:意外と日本だけに限らず、どこの国にも転勤はあるみたいですね。

井上:あ、そうなんですか。完全に日本独特の文化だと思っていました。

梶塚:転勤という概念はあるみたいなのですが、日本のように定期的に”会社の都合”で異動が言い渡されることはあまりないみたいです。なので海外では、基本的に自ら名乗り出て転勤するという感じらしいです。

井上:それなら意味合いが変わってきますね。自ら申し出て転勤する分には全然良いと思うのですが、日本のように反強制的な転勤は、個人的にあまり良いとは思わないです。

梶塚:僕もその意見に同意ですし、転勤自体いらないかなって思っています。(働いたことがないのでなんとも言えませんが、、) ただ、転勤制度があるということは、何かしらのメリットがあるからだと思います。転勤制度に反対の井上くんから見て、逆にどういったことがメリットだと思いますか?

井上:んー難しいですが、いろいろな土地で働くことで様々な経験が得られて視野が広がるとかですかね。

梶塚:たしかに、1つの場所にいるだけでは得られない経験ができそうですね。その他にも、新しい場所に行くことで社内外問わず人脈が広がりそうなことがメリットと言えると思います。

井上:あと、部署内での人間関係が上手くいっていなくてストレスを感じている人は、転勤をすることによって人間関係をリセットすることができそうですね。

梶塚:たしかに、それもありそうですね。人間関係が原因で辞めたいと思っている人はたくさんいそうですし、転勤があることでその会社を辞めずに人間関係をリセットできるというのは利点かもしれませんね。

やはり家族への負担は大きい?

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梶塚:でも、なんだかんだ言ってやっぱりデメリットの方が多い気がします。まずは家族への負担が大きいように思います。転勤によって単身赴任になる場合と一緒についてくる場合の両方ともにかなりの負担がかかると思います。

井上:そうですよね。単身赴任の場合は、家事や育児の負担がかかりますし、もし子供がいて一緒についていく場合はその分転校をしないといけない。僕の同級生にも転勤族の子がいて、とても可哀想というか、せっかく仲良くなりかけていた中での転向だったので悲しかったです。

梶塚:転勤する人も新しい土地での仕事や生活は大変だと思いますが、その家族もまったく知らない土地で生活することになるわけですから、相当なストレスがかかるんじゃないですかね。また、最近は共働きをしている家庭も多い印象です。その中で夫婦どちらかが転勤をすることになった場合、なかなか一緒についていくというのは難しいと思います。

井上:そうなると、家賃とか二重でかかってきますよね。それこそ、マンションや一戸建てを購入してしまっていた場合はより大変ですね。そういった点から見てもあまり良い制度とは言えないんじゃないかなと思います。研修とか、学生時代の”交換留学”のような短期的な異動だけでも良い気がするのですが。

梶塚:なるほど。そうなると転勤が多い会社で勤めていると、マイホームの購入も躊躇しますし、もしかしたら”結婚””出産”をするのも悩んでしまいそうですね。転勤が全て悪いというのではなく、明確な理由のある転勤は良いのですが、やはりしっかりとした理由がない転勤や異動は無駄だと思います。良いですね”交換留学”!笑 僕もそのくらい短期的なものでも良いのではと思ってしまいます。

今後転勤はなくなっていく?

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井上:シンプルに無理やり転勤をさせられる会社には、今後あまり良い人材は集まってこないのではないかと思います。最近は終身雇用が当たり前じゃなくなりつつあるというか、転職する人が増えてきている中で、転勤を強いられるような会社はすぐに辞めて、他の会社にいってしまうような気がします。

梶塚:たしかに。新型コロナウイルスの感染拡大もあってテレワークも普及してきていますしね。全ての会社ではないにしろ、より一層転勤制度廃止の方向に動くのではないでしょうか。

井上:最近は、「AIG損害保険株式会社」のように会社都合の転居を伴う転勤制度を廃止しようと変化を見せている企業も出てきています。このような企業が一般的になればいいなと思いますね。

梶塚:たしかにどんどんそのような会社が出てくることで、転勤制度が一般的ではなくなりそうですね。一気に転勤制度をなくすのではなく、もう一度転勤によってどのような効果があるのか、どの程度行うのか、個人の希望がなるべく通るような仕組み作りしていくのが良いのではないかと思います。

教えて東野さん

毎回記事の最後に東野さんに向けて質問を設けています!
質問に対する答えはFacebookの方で東野さんが投稿してくれるので、ぜひチェックしてみてくださいね!!
では、今回の質問はこちらです!

・東野さんは転勤をしたことがありますか?
・転勤制度についてどう思いますか?

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
ぜひ、次回もご覧ください。


====People Trees合同会社====
~関西発、世界に向けた人と組織領域の変革支援~
人事領域で活躍する現役プロフェッショナル達が、人・組織領域における経営者及び個人支援を通じて、世界に志と活力の溢れる人・組織・会社を増やすことに貢献していきたいという想いから2019年6月に設立。現役プロフェッショナルの知見と経験を生かして、人事制度構築、採用、HRテクノロジーの活用・導入支援、人事のグローバル化等の幅広い人事課題を、企画から実行までハンズオンでご支援します。
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