見出し画像

パーソル1Q決算。公金チューチューが無くなり2桁減益。利益率はいつもの3〜4%に回帰。そして自己株式処分を発表。泥舟から逃げる準備を着々と進めているように見える。

8月10日にパーソルHDから23年度1Q決算が発表されました。

<パーソル>(23年4月〜6月)
 売上高 3,287億円(+9.4%)
 営業利   146億円(▲15.8%)
 純利益    97億円(▲16.5%)
 利益率    4.4%

決算説明:需要は堅調も、COVID-19関連案件の減収により減益で着地

●パーソルプロセス&テクノロジー社の業績

8月1日のnoteで予告したとおり、やはりセグメント変更が実施され、PPT社の前期比較が難しくなってしまいましたが、別れた「BPO」と「Technology」の2セグメントを解説。

セグメント変更多い会社、業績ごまかしがち

<BPO SBU>
 売上高 265億円(▲5.7%)
 営業利  42億円(▲60.7%)

<Technology SBU>
 売上高 238億円(+13.6%)
 営業利  7.6億円(▲43.5%)

新型コロナ業務が終了し、予想通りズタボロな決算となりましたが、マイナス60%というのは、なかなか厳しい状況です。

そして、もっともマズいのは「ITコンサルを目指す」という方針をずっと掲げているにも関わらず、請負・派遣による売上収益が93%で、コンサルは7%しかないということ。

ここから先は

1,244字 / 3画像
この記事のみ ¥ 150

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?