オタク語ル(旧オタク語り)、無事終了
まず、想定される質問に回答しておきます。
Q:なぜ終わってから書いたんですか?
A:先延ばしにしていたら、イベントが始まってしまったからです。
すみませんでした……。この後にも書きますが、アーカイブを期間限定で公開していますので、興味を持っていただけた方はぜひそちらをご視聴ください。
申し込みはこちら。
オタク語ルとは
サークル「オタク語り」
そもそも、オタク語ルとは何ぞや?と疑問を持っている方がほとんどだと思います。オタク語ルとは、僕が運営しているサークル「オタク語り」主催の発表会イベントです。そこで、まずはオタク語りについて説明します。
オタク語りの詳しい内容は、以前書いた記事を参照していただくのがいいと思います。ここでは簡単な説明にとどめます。
オタク語りは、「自分たちの好きな分野を人々に伝えたい、面白さを共有したい」といった、オタクの言うところの「布教」をするために集まったサークルです。
これまで開催したイベントは「オタク語り」(オタク語ルの前身)で、4回実施しています。これについては次の項で詳しく書きます。また、参加したイベントは「博物ふぇすてぃばる!8」です。
まだ結成して間もないサークルですのでイベント数は少ないですが、今後さらにいろいろなイベントを開催した入り、あるいはイベントに参加したりと、より活発に活動していくつもりです。
余談ですが、博物ふぇすてぃばる!9への参加が決定しましたので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。生のオタクに会えます。
イベント「オタク語り」
先ほども名前が挙がりましたが、これは弊サークルが主催していたイベントで、これまで4回開催してきました。
これは、Discord上での発表会イベントです。発表会と言っても、形態は座談会に近く、発表中に聴衆は自由に発言、質問できます。時にはツッコミが出たり、他の分野を専門としているメンバーから角度の違った指摘が出たりと、発表者と聴衆が一体となって会を盛り上げています。
発表テーマは幅広く、理系分野にとどまらず、哲学であったり似非科学への対処であったりと点でバラバラです。とにかく、自分の興味ある内容を相手に布教できさえすればなんでもよい、といった感じです。
大盛況だったこのイベントには、大きな問題点がありました。名前がサークル名と被っていてややこしかったのです。そこで、YouTube配信を始めるこのタイミングで名前を変更することにしました。それが「オタク語ル」です。
オタク語ル
オタク語ルは、「オタク語りをサークル外の人々も巻き込んでしたい!」、「より多くの人に布教したい!」という想いから、オタク語りの名前を改めてYouTube配信したものです。
これまでと変わらず、発表中に自由に発言をしてOKです。さらに、配信視聴者にもコメントで同じように参加してもらいたいと思っていますし、参加しやすいような工夫をしていこうと考えています。
オタク語ルを開催してみた感想、反省
備忘録として、イベントをいくつかの項目に分け、感想や反省点をつらつらと書いていきます。備忘録ですが、これから配信イベントや発表会イベントを開催する方の参考になる部分もあると思います。また、もし読者の中にこのような配信イベントの経験値が高い方がいましたら、アドバイスをいただけると嬉しいです。
ここでは最初に日程、宣伝、運営についていろいろ書いた後、最後にやって良かったことをまとめています。
日程
まずは日程。やはり土日に開催するべきでした。発表メンバーの都合がつかず難しいところでもあったのですが、やはり第一回という知名度の低いタイミングでは、聴衆がより集まりやすいように工夫するべきでした。発表者と聴衆、どちらの都合に合わせるかという課題には、今後も様々なイベントでぶつかると思いますが、イベントの立ち位置を踏まえつつ臨機応変に対応していきたいところです。
宣伝
つづいて宣伝についてです。これに関しては特に反省している点が二つあり、一つ目は演題発表の遅さで、二つ目は推しの弱さです。
演題発表は想像していたよりも宣伝効果がありそうでした。思えば、僕自身も発表タイトルに惹かれて発表会に参加したという経験が何度もありました。やはり、得体のしれないイベントに参加するというのは心理的な活性化エネルギーの高いものなので、人々が心惹かれそうなものを早い段階から出しておくべきでした。実は発表タイトルがなかなか出そろわなかったという裏話があり、指定した日までに発表タイトルを提出するよう指導しておくべきでした。
推しの弱さというのは、主に友人に対してです。初めての配信だったので、人があまり集まらないだろうということは想定していました。そこで、サークルメンバーには、それぞれの友人に声をかけるようにお願いしていましたが、結局参加申し込みはほとんどありませんでした。
そこで、友人にDMで申し込みリンクを送り付けたところ、「見たいなと思いながらそのままにしてた」といった返信がありました。恐らくそういった理由で申し込まなかった人は少なくなかったんじゃないかと思っています。自意識過剰かもしれませんが。
初めてのイベントというのは、まず多くの人に足を運んでもらうことが大事で、そしてイベントを知ってもらう必要があります。そのためには、多少強引にでも勧誘をして、高い活性化エネルギーを乗り越えてもらえるだけの熱のような何かを加える必要があったなと反省しています。
運営
今回はすべての運営を一人で行いました。ワンオペは自分の思い通りに進められるという点では非常に良いですが、その分かなりのタスクを一人で捌かなければいけません。まずはやることリストを作成し、期日を決めておくことを強くお勧めします。今回のイベントのやることリストはこんな感じでした。これより1-2週間くらい早めの予定で回すといいと思います……。
発表メンバー募集(本番の2か月以上前)
日程調整(1.5か月前)
日程確定(1か月前)
発表タイトル募集(1か月前)
宣伝用のビラ作成(2週間前)
配信のもろもろ(前日)
それから、苦手なもの(僕の場合は宣伝)だけでも、他の人に割り振ってみてもいいかなと思います。すべてを一人で回す必要はありません。
色々と書きましたが、僕自身はワンオペで運営する方が性に合っていました。自分の思い通りに進むことと、柔軟に予定を組めることが大きな魅力でした。
運営の人員や規模は、その人の性格やイベントの規模などにもよると思いますので、ぜひ自分に合うスタイルを探してみてください。
配信
トラブルだらけした。必ず前日までに配信テストをしましょう。
配信をしようと思うと審査が必要であったり、概要欄にリンクを貼るためにも審査が必要であったりと、絶対に1日以上時間を要するものがあります。
それに加えて、OBSやStreamlabsとYouTubeをリンクさせるのに手間取ると思いますので、当日えいっ!では配信はできません。
また、配信テストではオープニングトークやエンディングトークの原稿(必要な場合はスライドも)を準備しておきましょう。司会のトークはスムーズであればあるほどイベント全体のクオリティが高くなります。
僕は原稿を用意していなくて、アーカイブを見直すとグダグダで聞くに堪えませんでした。
少し話はそれますが、OBSやStreamlabsには便利なプラグインがいろいろ用意されています。必要になりそうなものは、事前に用意しておきましょう。
今回僕が使用したのはDiscordで誰が話しているかが表示されるものと、タイマー表示です。それぞれ、以下のサイトを参考にしました。
やって良かったこと
反省することだらけだった第一回オタク語ルでしたが、実践して良かったことも少なくありません。まとめると以下の通りです。
イベント開催それ自体
タイムテーブル非公開
ビラのたたき台作成
アーカイブ公開
反省会スプレッドシート
上から順に軽くまとめます。
イベント開催それ自体は、そのままの意味です。やってみないと分からないことは多かったですし、改善点がたくさん見つかったこともよかったです。何事もやってみるというのは大事ですね。
タイムテーブルの非公開は一長一短だと思いますが、今回は聴衆よりも発表メンバーが話しやすい環境を作ろうと思っていたので、非公開で良かったということです。オタク語ルは45分間まではしゃべっても良いというゆるゆるルールなので、45分間最後まで場を持たせないとといったプレッシャーを与えなかったのは成功と言えそうです。
聴衆の参加のしやすさにフォーカスするなら公開した方がいいと思います。
ビラのたたき台については、ビラに限らずなのですがさっさとたたき台を作るのが大事ということです。何事もたたき台を作るのが大変で、叩くのは簡単です。なので、さっさとかなり雑なビラ草案を作成してサークルメンバーに叩かせました。その結果、それなりに素早く必要な情報を詰め込んだビラを作ることができました。
アーカイブの公開はもともとするつもりがありませんでしたが、ある人が当日に参加できないが興味があると声をかけてくれたので、公開するように変更しました。当日参加できなくてもイベントを視聴できるというのは、配信の良いところだなと感じます。
反省会スプレッドシートはイベントのたびに作成しています。「記入者、カテゴリー、反省点、改善案、コメント」くらいのカラムを用意して、一人一つは書くようにとオタク語りメンバーに伝えています。
反省点はその場でメモをしないとすぐに忘れてしまうので、スプレッドシートにさっと書いてすぐに共有できるようにしています。書き込みと共有に負担のないものであればなんでも良いと思います。
おわりに
ここまで読んでくださりありがとうございました。
自分でイベントを開催するのは大変ですが、同時にとても楽しい体験でもあります。ぜひ、何かしらのイベントを主催してみてください。
その際、このブログが少しでもお役に立てれば幸いです。
また、博ふぇす9や次回のオタク語ルへの参加もお待ちしております。
ぜひ弊サークルの活動の今後にもご期待ください!
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