見出し画像

夏色

素足になって海に飛び込もう
空と海が藍色に染まる頃
夏の日差しはきついから
麦わら帽子が欲しいけど
短くした髪には似合わない

一緒に過ごした夏の時間
何年経っても忘れない
僕の心の夏色だから
澄んだ海の波間に
あの日の後ろ姿を見つけてしまう

夏色の時間は短くて
蝉の声に紛れながら
泡立つサイダーの虹を眺めてしまう
冷たくなった指先を頬にあてて
夏色はまた瞳に染まる

この記事が参加している募集

サポートが元気の源です!頑張ります!!