マガジンのカバー画像

ペンタNote

126
思いつくままに
運営しているクリエイター

2020年10月の記事一覧

いくつになっても

毎日、通勤電車に揺られて同じ駅に立つ。 サラリーマン生活もあと23か月。 何か目新しいことは無く、ひとまわり年下の上司に振り回される。 日記をつける習慣はないが、箇条書きでイベントを書き込んでいた。 白紙のページに気ままに書かれた文字を見直してみる。 12年前の自分の姿が浮かび上がる。 ひたすら仕事を片付けることだけに注力していた生活。 休日は子供を部活に連れていった記憶。 親父が癌で亡くなり、途方に暮れた日々。 白紙のページが続き 気が付いたら時間が過ぎていた。 遠い記

過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる。

色々人間関係で悩む。 会社勤めだと色々な思惑が交差しているから尚更。 ふと、占いをWebでやってみた。 「会社運」大凶 「家族運」大吉 あらら、会社が「大凶」だとは。 絶句しながら笑ってしまった。 色々と気を遣うから人間関係がツライことが多々ある。 そんな時にこの言葉に出会った。 過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる。 少しだけ心が軽くなった。 もう一つ心が軽くなったのは、「鋼の錬金術師」でホムンクルスが 人間の欲の種類が実体化したもので、主人公に諭さ

これからの人生って

サラリーマン生活って 【当たり前だと思っていたこと】 〇給料で普通に暮らせると思うこと 〇会社の地位が社会の地位と錯覚していたこと 〇いつまでも会社に居られると思うこと 〇会社の同僚・先輩が友達だと思うこと 【いつまでも続くと思ってたこと】 〇通勤電車の生活が永遠に続くと思うこと 〇大人しく会社へ出勤したら給料が振り込まれること 〇会社も永遠に続くと思うこと 〇毎朝のラジオ体操で仕事が始まること 〇夕方6時になったら自由な時間になること 【自分の価値観】 〇会社以外に考

未来は意外な場所にあるのかもしれない

毎日のデスクワークに飽きた頃 窓の外を眺めたくなる。 自動販売機でコーヒーを買って屋上に出かけてみた。 オフィスでは聞こえない雑踏の音色が風に乗ってやってくる。 近所の保育所の子供の声やコンビニの自動ドアの音。 何もかも足元から聞こえてくる。 今日は何をやってたのかな? ひたすらパソコンのキーボードを打つ音の中 過去形になるのは夕方の頃。 スケジュール表に向かって何かを呟く。 今日は自分のための時間でいいよね。 会社の玄関を過ぎて近くのビルの谷間に消えてゆく 窓ガ

リモートサラリーマン生活

リモートで画面の中で会議が始まる。 初めての頃はいつもの会議室の雰囲気で忖度の縦横の時間が過ぎる。 数か月過ぎたリモートで疑問が始まる。 画面の向こうがバーチャルに思えてきた。 Wi-Fiで繋がっている風景がCGっぽく感じ始める。 時々画面が固まる上司がいる。 いつも感じていたのだけど、思考が停止する上司が見えるのだ。 何でもないような会議がプレステの画面と同じに見えてきた。 僕はどこにいるのだろう。 画面を見ていると冷や汗が出る。 もしかしたらAI上司と話している

息吹

空に向かって力強く伸びる 深紅の色は炎のように 立ち止まりたたずむ 翌年の芽吹きのための世代交代なのだ 命を燃やすかのように赤く紅く燃え上がれ 蝉のように一瞬に輝く それは木々の息吹

紅秋桜

彼岸花を見なくなった頃に咲く 空に真っすぐに咲く 風に揺られても 雨に打たれても 想いを載せて咲く 他人の評価なんて気にしない 自分の生き方に自信を持とう 気を使いながら生きてきた私 祖母に真っすぐに生きなさいと言われた子供の頃 細くなった指先で小さな手をさすってくれた 稲刈りの季節が終わり 山間の村には静かな秋が訪れる 澄んだ空気が心を染めてゆく さっきまで悩んでいたことは落ち葉のような 何だったのだろうと思う 紅い秋桜は想いの色

秋桜が咲くころには

子供と週末に秋桜を探して野山をドライブ 沢山の秋桜に囲まれて花の香りに秋を感じた あれから何年が過ぎただろ 線路沿いに咲く秋桜を眺めながら 十年後にまた会おうと 息子と聴いた曲は 今では箱の中のCDに記憶されている 出来ない約束はしない なんて厳しいことを言われながら 滑走路の隅に咲く秋桜を眺めています 秋桜が咲く小路に 夕焼け空が広がり 金木犀の香りがする あの日の記憶は今でも 街角の秋桜に出会うと思い出す シネマの始まりのように

今の自分が変わると未来が変わる

今の会社に勤めてもうすぐ30年になります。 定年退職まで24か月を切りました。 20代の頃は何もわからず目的もあまり見えないトンネルの中でした。 30代は与えられた仕事をがむしゃらに、そして働きすぎて入院。 2回ほど心臓を止めた手術を受けた。子供とかみさんに心配をかけた。 40代は単身赴任生活で東京のど真ん中で3年ほど休まず働いた。 そして、地方へ転勤で戻されるとパワハラを受けて干された。 50代になり色々な免許を取得した。おかげで再就職には困らない技術が付いた。 もうすぐ