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イライラと向き合う

ニシトアキコ学校でイライラと向き合う事を学ぶ。地道に、毎日、なにかにいらついたりしたときに、自分の感情を客観的に見る訓練でもある。

たとえば、私の朝のイライラは、大体コンビニで起こる。
26番のタバコ2つ、と言っているのに、1つしか持ってこない。
いや、2つ。26番を探すのも、時間かかる人もいる。順番通りに並べているのだから、26番に到達する過程は目線を追えば、見て取れる。しかし、ありえない方向を探し始めたりするのだ。
Tカードを出しているのに、そのボタンを押してくれないし、支払いはIDで、とカードを見せながら言うのだが、EDYを押したりする。
カフェラテを買うが、砂糖一つという事を何度も聞かれる。
レシートのいるいらない。

朝のコンビニでこれだけイラついて、朝から不愉快な気分でスタートしてしまう。

さて、なんでイラついているのか。
注文の仕方が悪いからだろうか、と考える。
コンビニでささいな物を買うのに時間のロスをするのが許せないのか。
意味のない会話は時間の無駄。
もし、コンビニがアマゾンゴーのような決済になれば、これらのイライラは全くなくなる。

時間は有効に使わねばならない。
お客様は神様である。神様のように扱われるべき。
接客のプロならばこうすべき。

こういった固定観念があぶり出されてくる。

逆に考えれば、
時間を有効に使えていない自分を責めている。
お客様を神様と思って、無理難題でもなんとかしなければと自分を犠牲にしている。
プロとして必死に努力しようと消耗している自分。

そんな自分自身の姿を見せられているのだろう。

アラブ諸国にいけば、時間の観念を改める必要があるらしい。
すべて時間どおりにいかない。それは神の思し召し。
国が変われば、すべてが変わる。

とはいっても、毎日、そんな余裕な気分ではいられない。
という事は、イライラする日は、なにか、自分の自己肯定感が弱まっている日だなという事が分かる。そのサインを気づかせてくれたわけだ。

時折、真逆の対応の時もある。
私の顔を見て覚えているのだろう、事前に26番のタバコをふたつ用意してくれて、カフェラテも砂糖は一つですね、と、すでにカップに投入してくれており、Tカードもスタンバイ状態にして、IDでの決済の準備まですませてくれている。トントンと進む。覚えられている気恥ずかしさもあるが、この店員さんのコンシェルジュぶりに感動もするのだ。
きっと、この店員さんは、単なるコンビニのバイトという意識ではなく、街角のコンシェルジュというイメージで仕事を楽しんでいるのだと感じる。

そうすると、私も仕事への取組みを拡張していこう、という気分になる。
職能をもうひとつ高い視点からとらえなおす。

そして、昨日から始めたバレットジャーナル。日々のイライラも記録していく事にした。そこに自分の何かが潜んでいる。

イライラについて考えて、こういう結論に達した。

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