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シン・エヴァ観て自分の変化も感じた

先日シン•エヴァンゲリオン劇場版を観てきました。「終わらせてなかった青春の思い出パズルの1ピースがとうとう埋まったなぁ。」としみじみ思いながらゆっくり歩き、映画館を後にしました。

エヴァとの出会いは小学校でリアルタイムの放送でした。当時はOne of 視聴中のアニメとかの感覚で観ていました。その後中学か高校のときに深夜の再放送をみて、知的好奇心をくすぐられ、勢いでシト新生とAir / まごころを、君にをDVDで見て衝撃。。。

暇な大学生のときには、一般教養か何かで学んだ人格障害をきっかけにシンジは回避性人格障害で、アスカの浮き沈みと役割に過剰に適用する感じが境界性人格障害ではないかと考えて、アニメの台本を買ってその検証をし、どういうアプローチをすれば二人が救われるのか調べるほどどハマりしたときもありました(単にこれはエピソードで、決して2人を病気扱いしているわけではありません)。その後大学生~若手社会人にかけて、序、破、Qを観てきました。Qは観賞後混乱して、劇場から出た後友達にすぐ電話したのを覚えてます笑 改めて調べるとQは2012年公開だったんですね、、社会人になってからの時間の進み方の速さに驚きます。

まだ映画未視聴の方もいるので、ネタバレは控えますが、個人的にはあの混沌とした(?) Qから考えると、庵野総監督の人間的な変化を節々に感じました。エヴァの素敵なところは色濃く残しつつ、完璧なエンタメに消化され物語にピリオドが打たれました。2012年から9年もたてば当然人間ですから、考え方や見方は変化しますよね。むしろ変わらないほうがおかしいです。

それと同時に私も歳をくったというか変化・成長(?)したなと思いました。まさに、瞬間、心、重ねてです (違う)。

例えば学生の頃に視聴していたときはリリンなどエヴァ特有の用語などが出てきたら、「何それ?分からない!?ちょっと調べてみよう」とか思ってあれれこれや隅々まで調べたものですか、今作では「多分前後の話の関係からすると、きっとこういう意味なんだろう」と類推、自己解釈して映画を楽しく視聴している自分がいることに気づきました。これは多分学生時代だったらできない芸当で、30代中盤で社会人生活がそれなりに長くなり、限られた時間で結果をだしていく場数を踏んだからこそ培えたものなのかなと前向きに捉えています。

これで終わってしまうのは名残惜しいけど、庵野監督と制作に関わられた皆様、青春の思い出と最高のエンタメを長らく届けてくれて本当にありがとうございました。劇場版最後はカッコよくて、力強くて、覚悟を感じられる作品でした!

皆様からのスキがもらえるととても嬉しいです。