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休日は充実させなければいけないという奇妙な考え

日本人ビジネスパーソンは「休日はしっかりと予定を立て充実した日にしなければいけない」という強い信念を持っています。
だから、休日も朝は5時か6時ぐらいに起きて、おしゃれなカフェなどに行き勉強をし、その後はSNSでマウントを取れるような(!!!???)、映えスポットに移動し、充実した1日を過ごすことが「常識」となっています。

今はゴールデンウィーク真っ只中(2024年4月29日現在)。
日本人ビジネスパーソンは連休を充実したものにすべく、人でごった返しまくっている観光スポットに、人がごった返しまくっている新幹線や飛行機などを利用し、人が多いことへのストレスを抱えて皆大移動しています。

で、結局連休なのにもかかわらず無駄に疲労がたまった状態でまた仕事を始めるというのがもはや「風物詩」となっています。

私は休みを充実させなければいけないという日本人ビジネスパーソンの思考が全く理解できない。
なぜなら、休日とは疲れを取るものであり、充実させるか否かというはあまり重要ではないから。
いや、人が多い中、観光地へ行き、疲れが取れるのなら全く問題はないのですが、皆結局疲れ切っている。
これでは休みの意味がありません。

私にとっては「人でごった返しまくっている公共交通機関で人でごった返しまくっている観光地へ行くことは多大なるストレス」なので、もちろんそのような場所へは行っていません。
札幌から高速バスで1.5時間ぐらいで行ける実家へ帰り、絶賛ダラダラと過ごしています。

日本人ビジネスパーソンにとってはダラダラ過ごす=悪でしょうが、ダラダラと過ごすと会社のことを忘れることに加えて、いつ会社を辞めて個人事業主になるかを考える時間を確保できるので、私にとっては理想なんですよね。
何もしない時間によって、自分の人生をどのような方向へ進ませるかを考えることができるのです。
そういう意味では長期休暇はダラダラと過ごした方がいいのです。

休み=充実させるものという考えを改めない限り、日本人ビジネスパーソンは残業がデフォルトの労働をし続けるでしょう。
長期休暇を過ごす中で、休みの在り方を考える必要があると思います。

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