無駄を経験しなければ合理的にはなれない
日本人の多くは徹底的に無駄を省き合理的になろうとする傾向があります。
無駄を経験するということはつまり、時間のロスにつながる。
だから、一切無駄なく最短距離でゴールに到達する。
常に無駄を省くことで合理的になれる。
皆上記のように考えているように思います。
無駄をなくすというのは一見良いことのように聞こえますが、人生というのはある程度無駄を経験しなければ合理的にはなれません。
何が無駄なのかは実際に経験しなければわからないんですよね。
例えば勉強にしたって、ある程度「このやり方は無駄だな」という経験をしなければ、合理性を高めることができません。
自転車を運転できるようになるためには何度も失敗しなければなりません。
無駄な経験を実際にしなければ、その無駄を省いたり合理性を追求することはできないのです。
けれども、日本人の多くは無駄を経験することなく合理的になろうとしている。
その結果が高まらない仕事の生産性、無駄な残業だったりするのですが、とにかく最初から最短距離で進むもうとするから、何も改善されていないのです。
合理性に必要なのは無駄。
積極的に無駄を経験する必要はないですが、様々な経験をすることが合理的になるための近道と言えるでしょう。
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