祝日よりも有給の方がいいという話
日本人の多くは有給はあまり使わず祝日を楽しみにしているように感じます。「有給取得を上司に言いづらい」とか「風邪を引いた時のために取っておく」みたいなことを言って結局使わないみたいなパターンの人が多いのではないでしょうか。
一方、祝日は強制的に休みになるのでとてもありがたいとビジネスパーソンは感じていることでしょう。また皆休んでいるので、「みんなと同じことをやっている感」を感じ、心地良さを感じている人もいると思います。
しかし、私は祝日よりも有給を使い平日に休みを取ったほうがいいと考えています。というのも平日の真昼間は街の中心部でも全然人がいなくて快適に過ごせるから。人がほとんどいないので、普段は混雑する人気の飲食店に余裕で入れますし、観光スポットも人がいないので、落ち着いて見て回れます(外国人観光客は多いですが)。そういう意味では自分の時間を有効活用できるのは祝日よりも有給なんですよね。
既に述べましたが祝日は皆一斉に動くので、どこもかしこも混雑します。人間が大好きでたまらない人はともかく、多くの人にとってはかなりストレスになるでしょう。ゴールデンウィークやお盆の観光スポットや公共交通機関の混雑具合を見ると生きる気が失せ、外出するのが嫌になります。
加えて、祝日は「誰かに決められている」感があり、嫌。私はスケジュールは自分で決めたいタイプの人間なので、誰かに管理されるとか決められることにストレスを感じます。だから祝日のような事前にお上が決めたものは鬱陶しくてしょうがない。本当は祝日を減らしてもいいから有給をもっと増やせと思っているのですが、おそらくその希望が通ることはないでしょう。今後も意味不明な祝日が大量生産され、一層皆と一緒に動くことを強制されるかもしれません。
話が逸れましたが、有給を使って平日に休んだほうが街に人があまりいないので快適に過ごすことができます。私はそういう状況が好きなので祝日よりも有給で休みを取るほうがいい。あとは自分で休む日を決めたいというのもありますが。
人それぞれ休み方に好みはあるでしょうが、落ち着いて飲食店や観光地を回れるという点は有給を取得したほうがいいのではないかと思います。